JARL QRPクラブ会報 2015年5月22日発行 Vol.58-2
No. | 2015年5月号 目次 | コールサイン | 筆者 |
---|---|---|---|
1 | “ハムフェア2015″クラブブース出展のご案内と 自作品等の募集について |
JE1ECF | 斎藤 毅 |
2 | 小ネタ:3石OTLアンプ | JG3ADQ | 永井 正範 |
3 | QRPなDXの世界 | JA1KGW/JA2OP | 青山 憲太郎 (Kentaro Aoyama) |
4 | UNEクワッドアンテナの製作 | JO1UBD | 丸山 裕二 |
5 | 移動運用告知 | JE1ECF | 斎藤 毅 |
6 | 三宅島から東京コンテストに参加しました(VHF編) | JG1SMD | 石川 英正 |
7 | 学校に泊まって無線三昧 | JR3ELR/1 | 吉本 信之 |
8 | 2015年のQRPデー特別記念局 | — | 編集担当 |
9 | JARL QRPクラブ役員会からのお知らせ | JA8IRQ | 福島 誠 |
10 | 編集後記&近況報告&アキバ散歩報告… | JO1UBD | 丸山 裕二 |
11 | 編集後記&近況報告 | JA8IRQ | 福島 誠 |
“ハムフェア2015″クラブブース出展のご案内と
自作品等の募集について
#696 JE1ECF 斎藤 毅
4月末、ハムフェア2015の純粋展示にエントリーしました。QRPクラブは今年も出展します。
【1】開催日・開催場所
2015年8月22日(土)・23日(日) 東京ビッグサイト西2ホール
(準備8月21日(金) 詳細はお手伝いしていただける方に個別連絡致します)
【2】ハムフェア入場料
一般1,500円、JARL会員(会員証の提示) 900円
今年はJARL NEWS夏号に割引券は付きません。JARL会員の方は会員証をお忘れなくご持参下さい。
【3】展示等の内容
・自作品(テーマ部門とフリー部門)
・60周年記念キット21MHzDSB機の参考展示。
【4】自作品について
作品の大きさは会場のスペースに限りがあることからA4版程度(最大A3版)とし、重量10kg以上ものはご遠慮下さい。
アンテナなどの長尺物(3mを超えるもの)、また、防災上、火気に類するものの出展はご遠慮下さい。
説明資料(A4版2枚程度)の作成をお願いいたします。
・規定部門
テーマは「2SC372で遊ぼう」
無料配布する2SC372を使い、AMPやトランシーバなど作品は自由です。
2SC372と他のトランジスタを組み合わせての作品もOKです。
エントリー者には2SC372(ツバなし)をお一人10個差し上げます。
・自由部門
規定部門以外でのトランシーバー、送信機、受信機、付加装置、測定器など無線運用に関わる作品を募集いたします。
【5】各種募集について
・自作品
7/10(金)までに展示品名等をエントリーしてください。作品は郵送または現地持込みといたします。
郵送の場合は8/14(金)まで受付いたします。送り先(宛先)は以下のとおりで、送料は各自ご負担願います。
会場持ち込みの場合は第1日目、8/22(土)の朝9時30分までになります。
第1日目の午前中、来訪者による投票を実施しますので厳守してください。
なお、説明資料(A4版2枚程度)は8/3(金)までに下記のEメールまたは宛先にお送りください。
・前日の会場準備スタッフ
今年は4名程度募集います。8/14(金)まで申し出を下記までお願い致します。
先着順で受付いたします。
【6】自作品、会場準備スタッフの問合せ・募集の宛先
〒142-0063
東京都品川区荏原5-16-20
JE1ECF 斎藤 毅 (さいとう つよし)
TEL/FAX 03-3782-1602
E-Mail:je1ecfsaito@athena.ocn.ne.jp (@を小文字へ変えて下さい)
【写真1】昨年のクジ運は18番でしたが……
【写真2】昨年の展示品(JA1IXI 大和田OMのVOICE KEY)
【写真3】昨年のブースの様子
【写真4】昨年の展示品(JA3JJE 南OMの自作Lメータ)
【写真5】昨年の集合写真
編集担当から
あと3ヶ月でハムフェアとは、早いものですね。今年はクラブ設立60周年に関する展示とか、いろいろと構想されるのでしょうか?当時の写真のパネル展示や貴重な資料など、期待したいと思います。(JO1UBD)
小ネタ:3石OTLアンプ
#58 JG3ADQ 永井 正範
スピーカーを鳴らすアンプとしてはLM386が有名ですが、それでは面白くないという方に3石のOTL(Output Transformer Less)アンプを紹介します。コンプリメンタリトランジスタの2SC2120と2SA950を出力に使い200mWほどの出力ですが、室内で聞くには十分な音量です。周波数特性を測定してみると200Hzから20kHzまでほぼフラットで、またLM386のような「サー」というノイズがほとんど無いためイヤホンを使うときには聞きやすいと思います。電源電圧の変更や出力トランジスタに別のものを使う場合はR1の値を調整し、無信号時の電流が3mA程度になるよう調整してください。
【図1】3石OTLアンプ回路図
編集担当から
永井さん、投稿ありがとうございます。
どちらも20個200円のTr、何か使用用途は無いかなぁと思っていましたが、身近なLM386の代替とは気付きませんでした。近いうちに追試してみたいと思います。(JO1UBD)
QRPなDXの世界
海外のQRPer
#377 JA1KGW/JA2OP 青山憲太郎(Kentaro Aoyama)
~UA3DLD/QRP, Alexさんとの2WAY QRP QSO~
SWC宇宙天気情報センターから発表される太陽黒点の観測値(月平均値)は次の表の通りです。(5月12日時点)
最近12ヶ月の観測値(月平均値)
データ日: 20150512 (UT) Copyright:SIDC
年月(UT) | 黒点数 | F10.7 |
---|---|---|
2014年05月 | 75.2 | 130.0 |
2014年06月 | 71.0 | 122.2 |
2014年07月 | 72.4 | 137.3 |
2014年08月 | 74.6 | 124.7 |
2014年09月 | 87.6 | 146.1 |
2014年10月 | 60.6 | 153.7 |
2014年11月 | 70.2 | 155.3 |
2014年12月 | 76.7 | 158.7 |
2015年01月 | 67.0 | 141.7 |
2015年02月 | 44.8 | 128.8 |
2015年03月 | 38.4 | 126.0 |
2015年04月 | 54.4 | 129.2 |
ハイバンド(特に28MHz)が良くオープンして、2WAY QRP QSOが比較的良くできた一年前に比べて太陽黒点も約半分程度となり、太陽活動も下火になってきました。それでもA指数が3程度、K指数が1程度ですとハイバンドでの2WAY QRP QSOも時にはできました。
UA3DLD/QRP、Alexさんとは3月28日に28MHzで17:30JSTに2WAY QRP QSOしたときのQSLカードを入手しました。リグは5W出力でアンテナは、Spaider Beamを使用していました。ご承知のように、このSpaider Beamは組立が比較的容易なことと軽量さが移動用に最適であると言うこと交信した局のレポートのなかで良く耳にします。当局は、未だに使用したことがありませので、詳細な報告はできません。
UA3DLD/QRPのQSLカード(表)
UA3DLD/QRPのQSLカード(裏)
実は、UA3DLD/QRP、Alexさんとは、2013年7月17日、14.06MHzで2WAY QRP QSOをしてQSLカードが届いていますが、その時のリグは5WとVertical アンテナの組み合わせでしたから、その後アンテナは、Spaider Beamに変更してQRVしていました。
編集担当から
青山さん、いつも投稿ありがとうございます。
最近CQ誌にSpaider Beamが良く載っている印象です。いつかは作ってみたいのですが、傘を開くとかなりの大きさになりますよね。また、中心から外周方向へ展開している支持棒をどのようにポールに固定するのかなど、お手軽工作では越えられない難題が多くありそうです。
UNEクワッドアンテナの製作
#993 JO1UBD 丸山 裕二
昨年のハムフェア会場で、面白いアンテナが有ると紹介された『UNEクワッド』アンテナを製作しましたので報告します。バランが不要でとても簡単に製作出来る1λループアンテナです。考案者の小暮OMのコールサイン(JG1UNE)から命名されたものです。(図1)
【図1】6m UNEクワッドアンテナ全景(工作精度が悪く、ちょっと歪んでます……)
ハムに復活する頃に、無線の面白い公開講座が有ると聞いていたのが東京電機大学の根日屋OM(JE1BQE)の「ユビキタス無線工学」で、当時の電大は神田錦町に有りましたので勤め先からも近く、講義時間帯に間に合うので、また、当時は一陸技の無線工学B(アンテナと電波伝搬)がどうしても突破できず、ちょうど良い機会と思い聴講しました。おかげさまでスミスチャートも手計算で書けるように成長しました(2年連続聴講しましたが…)。講義資料は公開されていますので、興味ある方はご参照下さい。(工学Bの受験対策にも良いかもしれません)
時が経ってハムフェア2014の会場に根日屋OMの出展ブースがありましたので、久しぶりにご挨拶に行ったところ、同じブースで様々なアンテナを説明していた小暮OM(JG1UNE)の『UNEクワッド』を紹介され、その場で書いて頂いたのが図2になります。その話を秋葉原QRP懇談会で報告したところ、書いてもらった場に偶然居合わせた方も居たとの事で、様々な偶然が巡り合うものだなぁと思いました。
『UNEクワッド』を単純に追試するのは味気無いと思い、以前より改良を重ねていたヘンテナ(ハムフェアの6mAMロールコールグループのブースに展示している物、今月号の『ハムフェア2015″クラブブース出展の…』の写真3の左側にちょこっと写ってます)と同じ構造体(アルミパイプ製で、マスト上端面より上に飛び出す構造=JH2EEF 加藤OMのアイディア。マスト長を有効に利用できる)で、また、新たな手法に挑戦すべく構想を練っていました。そして今回は、パイプベンダによるアルミパイプの曲げ加工と、リベットによるパイプ間連結を新たに取り入れて作成してみました。パイプベンダによる加工は、今後スクエアローやヘンテナの製作時への応用も期待でき、一度はやってみたかった工法でした。また、リベット加工は、単純なビス/ナットによる工法よりは市販品に近い加工方法としての見栄えがあります。「これどこで売っているのですか?」「これは自作品で売ってません」「えぇーそうなんですか!」という場面にニヤニヤします、Hi。
さて、お台場で書いて頂いたポンチ絵(失礼、Hi)をもとに50MHz帯用として、12mm径と10mm径のアルミパイプと塩ビ管、Uボルト、ビス/ナットなどを準備して製作に取り掛かりました(図3)。アンテナ本体は12mm径のパイプで、パイプ間の連結部の芯に10mm径のパイプを使用しました。このアンテナは、共振周波数の調整箇所がありません。そこでまず原典通りに一旦作成して共振周波数を測定し、その時の値からループ長の延長率を導き出した後に、所要周波数に合うようループ長の調整を行いました。使用する材質やその太さ等により値は異なる思いますが、僕の場合は延長率は108.15%でした(λに対するループ長がそれだけ長くなる)。完成後の周波数特性は図4の通りで、綺麗にVSWRが落ちてくれました。ここまで落ちると気持ち良いですね。
【図2】UNEクワッドの原典(小暮OM TNX)
【図3】製作概要図(50.400MHz用/12mm径アルミパイプの場合)
当初は295mm長のパイプを200mmで製作し、共振周波数は52.00MHzでした。
UNEクワッドアンテナの製作を通じて、パイプベンダとリベットの使い方を習得出来ましたので、今後製作するアンテナにもこの工法を取り入れて行きたいと思います。今回の試作1号機で寸法データの取得ができましたので、2号機はもっと綺麗な形状になるように製作してみたいと思います。特にハンドドリルによる貫通穴開け加工の精度向上は必須ですね。給電部は図9のような構造の場合に、単純なビスで貫通させてのナット固定での接続では、アルミパイプとの間で以前に接触不良に遭遇しましたが、片面からのリベット固定では接触不良が防げるかと思います。また、今後は図13のようなエレメント長を可変構造にした周波数可変型など、いろいろと改良策を妄想しております。最近は工作ばかりに時間を割いてしまい、QRVする時間は減少しているように感じますが、自作アンテナでのQRVは、気持ち良いですね。皆さんも自作アンテナからのQRVに挑戦してみませんか?
【図4】周波数特性(赤線=VSWR、緑線=Zs)、マーカー1=50.40MHzでVSWR=1.02、Z=51.2Ω
【図5】スミスチャート(45~55MHz、マーカー1=50.43MHzでZ=50.8-j0.7)
【図6】パイプベンダによる曲げ加工後。ヘンテナやスクエアローも簡単に作れそうです。
【図7】共振周波数の調整箇所(左が50.400MHz用[295mm]、右が52.000MHz用[200mm])
支持用塩ビ管との接続はTS継手キャップを使用
【図8】給電部の様子(TSエルボを使用、太さ調整に短く切った塩ビ管を打ち込む)
【図9】給電部の様子(同軸ケーブルからの接続。圧着端子をリベット留め)
【図10】支持用の塩ビ管。Uボルトは家電用の廉価品
(これは安くて気に入ってます、Hi)
【図11】パイプベンダ(購入時はパイプ径に合わせて選ぶ必要あり)
【図12】リベッター(パイプに貫通穴を開ける必要が無いので便利です)
【図13】エレメント長調整の例(以前にヘンテナ実験で使用した例、金具は富士無線で購入)
【参考文献】
MLA48 PROJECTニュースレターNo.23 「UNEクワッド」の不思議-その1 UNE-Quad magic? #1
MLA48 PROJECTニュースレターNo.24 「UNEクワッド」の不思議-その2 UNE-Quad magic? #2
追記:QRP Sprint コンテストに参加
5/10に開催されたQRP Sprintコンテストには50MHz QRPp部門へ参加しました。快晴の中、前半をいつものヘンテナ(図14)で、後半を今回試作1号機のUNEクワッド(図1)でQRVしました。同じような外観ですが、どちらの方が良かったのかは、違いは感じられませんでした。この日は風が強く、6mポールは大きく揺れていましたがQSBは感じられず、コンテストを楽しめました。当初は21MHzにQRVしようと思いましたが、強風のためアンテナを高く上げる事が困難だったので、50MHzでの参加となりました。
初の実運用でしたのでUNEクワッドを再測定しましたが、測定器の準備が悪かった為なのか、VSWRが落ちる周波数が若干上方へ移動していました。ただし別の測定器では、計算通りの共振周波数でしたので、今後追試したいと思います。
当日のコンディション面では、途中で6エリア(沖縄)が入感するもQRPpではQSOに至らず。また、同時期に開催されていたJA0コンテスト参加局の松本市移動が聞こえていましたが、その他のエリアの入感はありませんでした。Es発生は特に感じられず、参加された皆様もマルチが稼げなかったのではないでしょうか。QSOいただいた皆様ありがとうございました。また来年お会いしたいと思います。
【図14】QRP Sprintコンテストには前半はヘンテナで参加(形状が似ているので見分けが付かないと思います)
【図15】大きさ比較(左:UNEクワッド、右:ヘンテナ[縦3m/横1m])
【図16】再測定の結果。測定器の充電量不足が原因のようで、ちょっとFズレしているようです。
(50.56MHzでVSWR=1.05/Z=47.5Ω、50.00MHzでVSWR=1.46、Z=37.7+j11.1)
【図17】MFJ-269だと50.40MHzでVSWRが殆ど振れてません(砂埃で見づらいですが、SWRメータの針に注目)
今回の失敗談は、未舗装な場所で組立て作業を行いましたので、12mm径(肉厚1mm)に10mm径を挿入する箇所で、砂を噛み込んだようで、撤収時に抜けなくなりました。帰宅後に捻りながら抜いて芯の部分が傷だらけな状態になりました。そこで水ペーパーで研磨してスムーズに抜き/刺しが出来るように芯の表面を修復しました。連結部の隙間は、遊びが殆ど無い状態ですので、砂の混入には気をつけたいです。
また、後日に小暮OMから、同軸ケーブルの取り回し方法について後日アドバイスが有り、エレメントに包縛せずに垂らした方が良いとの事でした。次回試してみたいと思います。
【図18】傷だらけになった芯部分を水ペーパで研磨して修復。
移動運用告知
#696 JE1ECF 斎藤 毅
今年も6/17のQRPディに合わせて、JD1に渡ります。と言っても航海スケジュールで6/17の運用は伊豆諸島の海上移動となる予定です。
今回はJE1のコールサインは、あまり使用できないと思います。
2006年のクラブ50周年ペディから毎年1回、通算10回目のJD1移動となります。来年秋にはおがさわら丸が新しくなります。よって、現行の船の利用はあと2回かもしれません。
日程 | 備考 | |
---|---|---|
2015/6/12(金) | 竹芝10:00出港 | /MM |
2015/6/13(土) | 二見港11:30到着 | /MM、/JD1 |
2015/6/14(日) | 小笠原滞在 | /JD1 |
2015/6/15(月) | 小笠原滞在 | /JD1 |
2015/6/16(火) | 二見港14:00出港 | /JD1、/MM |
2015/6/17(水) | 竹芝15:30到着 | /MM |
毎度ながら、QRPです。聞こえていましたら、QSOをよろしくお願いします。
以上
【図1】小笠原諸島の位置
編集担当から
斎藤さん、無線三昧な移動旅行は羨ましいですね。今年は台風の当たり年のようですので、天候が心配です。地図を見ると改めて小笠原諸島は遠いなぁーと思いました。沖縄や北海道がEsにより東京でも聞こえてきますので、期待します。また、運用録の投稿もお待ち致します。さて、以前の部署に、ロッキーさんという小笠原にお住まいな方が居まして、南の島の事を語っていたのを思い出しました。先ほど検索したら、小笠原に代々お住まいの有名な方(5代目)だった事を、今頃になって知りました、Hi。小笠原は行った事が無いもので。
三宅島から東京コンテストに参加しました(VHF編)
#988 JG1SMD 石川 英正
去る5月3日に開催されました「東京コンテスト」に三宅島からQRVしました。
三原山はまだ活動中で、立入り禁止区域・立入り制限区域があります。火山である雄山の途中まで車両で上がれますが、火山ガスで腐食した道路標識を見ると、恐ろしくなります。今回はOB会のスケジュールの隙間で往来したため、行きは竹芝桟橋発2230の東海汽船の新造船「橘丸」(写真1)、帰りは調布飛行場まで1700発の新中央航空便を利用しました。
【写真1】橘丸
私がアンテナ設営したのは島の北東部にある火の山峠展望台です(写真2)。北~東側に開けよく飛んでくれますが、なんとなく海を見ていると錯覚をしてしまい、今回はずいぶんアンテナを東寄りに振っていました。なんとなく正面が北であるかの錯覚をしていたのです。従って「なんでこんなに西にアンテナを振らないと神奈川の信号が弱いのだろう」とずっと思いながらアンテナを回していました。
持ち込んだ機材は FT817ND、自作リニアアンプ2台(6m:19W、2m:15W、三菱電機のRFモジュール使用、写真3)、リチウムポリマー電池(中国製)、13.8Vに降圧するためのユニット(自作:3端子レギュレータ使用)、2エレデルタループアンテナ(6mバンド)、4エレHB9CV(2mバンド)(写真4)、5m伸縮ポールです。ポールは展望台の策に縛り付け固定し、リニアの電源はレンタカーのシガー端子から取りました。
今回は遠距離の局が浮かんでは消える(6mバンド)ような状態で、北海道の局のCQも何度か受信できたのですが不安定、Esでないかな?と期待していただけに残念でした。
積極的にはCQを出さず主に呼びに回っていましたので、6時間の運用で120局の方にお相手いただきました。1時間当たり20局という割とゆったりペースです。西は愛知県、東は福島県まででしたので、三宅島まで移動しなくてもできたかも…という考えも頭をかすめました。
元々23区賞や全市賞(30市)あたりが狙えないかな?と思っていたのですが、17区、10市で終わりました。4町(瑞穂町、桧原村、日の出町、奥多摩町)は達成。今回は山から出てらっしゃる方が多かったのでしょう、桧原村、日の出町の移動局がたくさん聞こえました。離島のよいところは生活ノイズが少ないことで、ワッチしていても実に静かです。割と弱い局でもクリアに聞こえるのですが、こちらからコールしてもなかなか返事してもらえません、出力はそんなに弱くもないと思うのですが、多分アンテナを南に向けてらっしゃらないのですね、東京都から南に向けてもそんなに住居エリアはありません、やはり東西なのでしょう。
帰りは15時半に撤収作業を開始してレンタカーを返却し空港へ急行。レンタカー屋さんの隣が郵便局なので自宅あてに機材を送ってもよかったのですが、超過料金のほうが安かろうとチェックインしました。この路線では機材も小さく(ドルニエ228)、5㎏を超える手荷物は超過料金の対象になっています。それでも離陸から40分で無事調布空港に着きました。快晴の滑るようなフライトで、ウトウトしたらもう競馬場が眼下に見えていました。
0泊の弾丸往復でしたが、天気に恵まれ、右腕は陽に焼けて真っ赤っかとなりました。
【写真2】火の山峠展望台からQRV
【写真3】レンタカーの中で運用
【写真4】2エレデルタループ(6m)+4エレHB9CV(2m)
編集担当から
石川さん、投稿ありがとうございます。東京コンテストでは、移動局が多い西ビームに皆さんするのでしょうね。そうすると確かに三宅島からのQRVには気付かないのでしょうね。大島だと2mで僕のベランダANTでも2WAY QRPで行けましたが、さすがに三宅島はQROしないと困難なようですね。VHF/UHFでは大島まで、それ以遠はHF帯がQRPでの目安になのですかね。
以前に千葉県の愛宕山(自衛隊の横)へ移動した際に、同じように皆さんバックを向けているので、高度の割に伸びませんでした。その時に感じたのが、地図で見る方向と、実際の方向感覚には違和感がありました。さて、8月のFDは、どちらへ移動でしょうか。また報告お願いします。(JO1UBD)
学校に泊まって無線三昧
#33 JR3ELR/1 吉本 信之
本土では出来そうもない夢を、最果ての辺境で実現したら、ヤンバルクイナの鳴き声が邪魔になる。そんな極楽移動運用で遊んでいます。
長年の夢の一つ「学校に泊まって無線三昧」を海の彼方で実現してきました。
(目指したのは楚洲(そす)山原(やんばる))
1.那覇空港~楚洲
那覇空港から楚洲山原までは沖縄本島内で一番時間がかかるドライブコースです。空港からはレンタカーで沖縄自動車道を北上し終点の許田で降ります。そのあと名護手前でバイパスに入り市内をショートカットして国道58号線(旧ハイウエイNo1)に合流して北上を続けます。国頭村与那(よな)で山原超えの県道2号線に入り安田(あだ)に向かいます。この山越の区間は過去は「やんばるくいな」の路上横断注意地帯でしたが、側溝の落ち葉を撤去したので餌場を失いました。今は先ず出てきません。安田からは東海岸の県道70号線で楚洲まで北上します。目的地楚洲から南の安波(あは)集落までの区間は現在の「やくばるくいな」の密生息区域です。餌場になる集落付近、豚舎付近、畑等の耕作放棄地付近は注意して走行してください。今回は、安波で2才、県道から楚洲小中学校に曲がる入口で1才の若鳥が目前道路横断しました。空港から楚洲まで3時間以上かかります。よんなー(ゆっくりあせらず)車を走らせてください。
2.遊び場は元の楚洲小中学校
ハブ密度の高い国頭村内で比較的安全な宿泊無線を計画するのなら、ここ以上のロケ地はありません。ここの建物は津波非難場所を前提に海抜61mの高台に建っています。(写真1)宿泊した元美術室の窓からは本土に向いた太平洋が一望でき下は崖です。(写真2)廃校後は、僻地保育所、老人ホーム、デイケア施設、台風・津波時の長期避難宿泊施設に改装しています。そして、この宿泊設備を常時受け入れ可能の状態で維持していくために、平時は土木工事作業員、夏休みは小中学校、高校大学の合宿を受け入れています。但し、山側に大規模な豚舎ファームがあり風向き次第で結構匂います。しかし、この豚舎群を巨大な餌場にした「やんばるくいな」が周辺の森(むい)に密集して生息しています。餌場が大きい分縄張りは狭く、雄はけたたましい鳴合戦(がーえー)を昼夜繰り返します。
贅沢なことですが、この鳥のバルス状の鳴き声はパイルアップよりも強く頭の芯に突き刺さり生体QRMになります。なお、建物の屋上は柵なし基礎のみ打ちっぱなしの状態でアンテナ設営に使用できません。此れは沖縄特有の建て方です。
(写真1)
(写真2)
3.昼飯・食堂
朝と晩は施設で造ってもらえます。昼は楚洲の「共同店」(写真3)でパンや弁当類を調達するなり後述の国頭漁港食堂で熱帯魚の昼食を堪能してください。但し、楚洲の施設の食事には注意点があります。ここの給食施設は老人ホームとデイケア用です。このため「塩分濃度が極端に低い」病院の塩分最強制限食級の食事を老人向け食材で造ります。これは琉球の離島と僻地の老人家庭に残る昭和20年代以前の食事の塩分濃度と同じになっているためです。本土の人や那覇の人はソースや醤油の味付け材料を頼んで出してもらうことになります。
(写真3)
(QRP運用)
1.教室運用
抜群のロケです。2階の太平洋に面した窓から40mのロングワイヤーを延ばしただけで本土に十分強い信号を打ち込めます。アースは窓枠のアルミサッシです。
(写真4)
電波を発射したらS8+のインバータノイズを突きぬけるパイルアップが起きました。このパイルアップに「ヤンバルクイナ」の雄の鳴合戦が混信してコールサインが取りきれず、普段の倍は「??」を打ってしまいました。
(写真5)
夜更けの1.9MHzで8J5TOBE/5がS9で入感し即コールしましたが気が付きません。持参の線材最長90mスローパーだったら交信できたかな??幾らでも展開できる広場があるのに残念。
※周囲の森には無数のハブが生息しています。夜間出歩いてはいけません。
2.運動場運用
常に風が吹き抜ける琉球で連日の無風はあり得ない。そのありえないことが起きてしまいました。運動場の真ん中で持参した手製の凧で引き上げるスローパーにFT-817を付けた打電の夢は頓挫しました。
代わりに校舎からスローパーを展開しようかなと思い見渡した先に見えたのが運動場端の国旗掲揚の柱3本。廃校になってから誰も使わない状態と見えてロープに緑色の苔が張り付いていました。
これにワイヤーを付けてアンテナ掲揚。運動場を横断した40m長スローパーが完成しました。(写真6)
大昔の中学生の頃から、これも一度やってみたかった。夢がひとつ実現した瞬間です。釣果は!!!!飛びましたよ~~♪♪10MHzで打電しましたが、途切れること無しのS9++のパイルアップ。このアンテナから本土に向けた信号は、余程強く届いていたようです。
(写真6)
(家族サービス向け情報)
1.国頭港食堂
(日曜日と時化のとき休み、昼午前11時30分~午後2時、夜午後5時30分~午後9時※うちなータイム)
ガイド本に載る沖縄市泡瀬(あわせ)漁港のパヤオ食堂は爆増した大陸からの団体が年中占有した状態になりました。本土からの観光客は利用し辛くお勧めしません。
このたび4月に国頭村辺土名(くみがみそんへんどな)の海岸にある辺土名漁港市場隣二階に、沖の定置網で採った中から競りにかからない雑魚を喰わせる食堂(海の家の掛け小屋食堂と思ってください)が開きました。
当然ですがここは当分の間、何処のガイド本にも載りません。(写真7,8,9,10)
混じりっ気無の旬、朝とれたて・熱帯魚の刺身等の定食が昼と夜ありつけます。但し、食材が定置網の入り具合次第で変わります。寄る前に国頭漁協に電話を入れて魚が上がって店を開けたことを確認してください。漁港の海を眼下に琉球の南風に吹かれながらの魚(いゆ)飯は奥方を連れて行っても満足してもらえます。
ここの夜の部は、地元の宴会場(ビーチパーティー)になります。唄三線(うたさんしん)あり、踊りあり、沖縄本島でもとりわけ濃い国頭海人(うみんちゅ)とのゆんたく・かちゃーしの場です。でも、翌日朝10時までに正気に戻り無事運転できるだろうか??昼まで爆沈の保障しかできません。HI
(写真7)
(写真8)
(写真9)
(写真10)
2.「やんばるくいな」
爆増したので楚洲・伊部(楚洲から出耕作した元水田地帯)・安田・安波の間に宿をとれば、集落中あびらしてとらす(・・標準語変換無理)「やんばるくいな」の鳴き声で朝目覚めます。
そして、どの集落でも三日腰を据えると至近距離で数羽鉢合わせします。やんばるくいなは日中ずっと捕食活動し餌場を巡回し一か所にじっとしていません。おかげで探して歩き回ると、こちらが疲れてへばってしまいます。
天気雨(てぃだあみ)片降(かたぶい)の後は餌場のみみずが大量に地表にでてきてはい回ります。これを効率良く捕食するために、散っていたやんばるくいなたちは急遽餌場に集まってきます。
観光には災いの雨でも、やんばるくいなの観察と撮影には恵みの雨になります。即、事前に聞いた地元の餌場に向かってください。この被写体は獲物を捕えたときから呑みこむ間、足が止まります。そして餌場にミミズが湧いている間は逃げず喰い溜めします。この間が観察と撮影の好機です。
(写真11)
編集担当から
吉本さん、いつも報告ありがとうございます。
それにしても、無線三昧&グルメ三昧ですね。沖縄と言えば、昼はルートビアー、夜はオリオンですかね。
(ハム復活前に)何度か沖縄へは行きましたが、一日が40時間くらいの時間感覚がありました。また、東京湾ですと、かなり先まで見える(例えば浦安から南を見ると袖ヶ浦の工場地帯など)のですが、沖縄だと遠くには何も見えないので、地球の直径が小さく感じます。(JO1UBD)
de.JR3ELR/1
2015年のQRPデー特別記念局
編集担当
今年も全国の有志により運用が始まっています、QRPデー特別記念局の運用が。
皆さん既にQSOしていますか? まだの方はQRV情報を参考に待ち構えたり、バンド内を探してみて下さい。
エリア | 運用期間 | 運用情報などの参照先 |
---|---|---|
1エリア 8J1VLP |
4/26~6/30 | http://www.qrpday.org/ |
2エリア | 2015年は無し | |
3エリア | 2015年は無し | |
4エリア 8J4VLP |
4/25~6/30 | http://8j4vlp.saloon.jp/ |
5エリア | 2015年は無し | |
6エリア 8J6VLP |
4/26~6/30 | http://dickobo.web.fc2.com/8J6VLPindex.html |
7エリア | 2015年は無し | |
8エリア 8J8VLP |
4/26~6/30 | http://www.tohkaiqrp.org/ |
9エリア 8J9VLP |
5/18~6/30 | http://blog.goo.ne.jp/af4ei |
0エリア | 2015年は無し |
いつもよりさらに出力を下げてみての2WAY QRPpでの交信に挑戦したり、意外と飛んでいる事に気付くのでは無いでしょうか。また、普段からQRP運用に長けたQRPerがオペレートしていると思いますので、受信能力も高いのではないでしょうか。残り約1ヶ月です、皆様も是非挑戦してみて下さい。また、今年QRVの全5局とQSOできた方は是非レポートの投稿をお待ち致します。(JO1UBD)
JARL QRPクラブ役員会からのお知らせ
JA8IRQ 福島 誠
JARL QRPクラブは、4月から新年度となります。
4月29日に東京、秋葉原のルノアールで新年度最初の役員会を開きましたが、昨年度に引き続き、以下の3点を基本方針とすることを確認しました。
■ 会員同士の交流から新しい会としての活動をつくりだす
■ 次世代のQRPハムを育てたい
■ 国際的な会でありたい
具体的な活動計画としては以下の通りです。
JARL QRPクラブ設立60周年記念行事
・60周年記念キットは基板まで完成、発振トラブル解消の対策対応中。
・QRP入門ハンドブック(仮称)は出版社から発行する方向で準備中
・60周年記念会報復刻版はCD-ROM配布のためのpdf化をすすめている
・60周年記念式典は2016年10月頃を目途に会場選定を行う
QRP愛好者のみなさま。今年度もよろしくお願いいたします。
編集後記&近況報告&アキバ散歩報告…
JO1UBD 丸山 裕二
★少し遅くなりましたが、5月号をお届け致します。毎月、投稿は集まるかなぁーと不安に感じるているのですが、5月号も皆さんの協力により発行できました。ご協力ありがとうございました。
★6/1は”電波の日”と旧郵政省により制定されています。様々なメディアを通じて”電波”に関する報道も期待できる時期でもあります。初めて電波を出した時の事を思い返してみる良い機会かと思います。僕はもっと遠くへ飛ばしたという思いでした。
★コンディションが良くなり、Esも発生し始めて本格的な無線シーズンが始まっていますが、アキバ巡りよりも金属工作ばかりしています。作っては河川敷まで測定しに出掛けています。アンテナをポールに取り付け後に、測定したり少し弄ったりの上げ下げをしていると、河川敷を散歩する方々からは完全に変なオジさん状態です、Hi。最近は面が割れてたのか、巡回中の警察官からも声が掛からなくなりました。
【図1】いつもの空中線実験場所(秋月電子八潮店の南側へ約1kmくらいの河川敷)
★ネオン管が1個10円で販売されていました。ANTの近くに数ターンのループアンテナ作って近づけて、オンエアの目印に使えないかと思いましたが、QRPだとパワー不足のようでした。最低70Vくらいの電圧が必要なようです。
★トラ技2015年3月号「私の部品箱」にバラモジ”1496D”が紹介された直後は千石電商の在庫が無くなりましたが、秋月電子での取り扱いが始まっています。店内の棚陳列では無く、カウンターで注文すると裏から在庫を取ってくる方法で販売されています。1個100円(税込み)は安いですね。でも周辺回路が……。
【図2】NJM1496Dとネオン管
★今年のハムフェア展示のテーマである”2SC372″は、アキバで最後に見掛けた”ツバ付き”は2012年の年末で、最近閉店した東京科学無線電機商会で50個入り袋が販売されていたのが最後です(50個で500円くらいだったように思います)。暇な正月休みに全数を仕訳して……その後行方不明になりました。”ツバ無し”が有るとは知りませんでした。
【図3】仕訳風景
【図4】測定結果
★QRP Sprintコンテストでは、CQマシーンで回していましたが呼ばれなくなったので、デジタル簡易無線(1W/ハンディーホイップ)でもCQを出しました。QSO頂いた方の中に、FCZのAM TRXを作ったりの自作QRPerなOMさんが居ました。デジ簡は、若い方が中心かと思っていましたが……。コンテストの紹介をしておきましたので、来年には参加を期待したいと思います。
★アキバ店よりもゆっくり選べる秋月電子の八潮店には、月1回くらいのペースで寄ってます(移動運用の帰り)。その八潮店の店頭に”部品ガチャガチャ”が登場しました。(ラジデパ1階のガチャガチャはFM音源ICでしたっけ?)。100円と300円の2種類。もちろん100円の方しかやりませんが、結果はご覧の通りです。
【図5】秋月電子八潮店のガチャガチャ
【図6】ハズレ品?(2SA1441が18個)
【図7】アタリ品?(Mini-CircuitsのERA-2が1個)
★皆様からの投稿をお待ち致します。月末締め切りの翌月中旬の公開予定です。
投稿の宛先は、qrpnews@jaqrp.net です。(@を半角に変えてください)
編集後記&近況報告
#678 JA8IRQ 福島 誠
★ 4月の定例役員会は秋葉原のルノアールでしたが、終わってから周辺を散策していて発見したものを紹介します。
最近、中古のスマホを購入し格安SIMの契約(月2000円ほど)で利用していますが、バッテリ切れとの戦いとなりました。本体に付属していた充電器ではフル充電できなかったので、別な充電器を買って対応しましたが、充電電流のチェックができないかと思っていたところ、ずばりその用途のものがありました。
USB端子用の簡易電圧・電流計で、価格は秋葉原価格で税別908円(税込980円)でした。
スマートフォンとUSB充電器との間に入れると充電電圧と充電電流を交互に表示してくれます。
【図8】電圧表示モード(5.01V)
【図9】電流表示モード。標準ケーブル使用(0.41A)
【図10】電流表示モード。大電流ケーブル使用(0.84A)
【図11】商品説明
メータとしての表示電圧は3.5Vから7Vまで、電流は最大3Aまで表示できるそうです。
大容量の充電器とパソコンのUSB端子では出力電圧じたいが微妙に違うこともわかりました。標準のUSBケーブル(中の線が細い)だと充電に時間がかかると思ってはいましたが、高速充電専用の太いUSB型ケーブル(通信線なし)だと、倍近い電流が流れることがわかりました。
標準ケーブルだと0.4Aのところ、充電専用ケーブルは0.8Aです。フル充電への時間がずいぶん違うと思っていましたが、ケーブル自体の抵抗の違いが大きかったのです。
もともと、USB(2.0)の規格では5V(±10%)、0.5Aまでという話だったので大容量電池のスマートフォンの充電などに使うのは想定外の話です。が、多くの充電器が1A以上の大電流を売り物にするようになりました。充電に使うUSB型のケーブルは「通信線なし、太い、短い」が正解です。
ある札幌の友人は同じものをパソコンショップで買ってメータを流用しているそうです。一個で電圧と電流の両方が計測できますので、QRP送信機の出力測定などにも使えるでしょう。
★ そのほか、勤務先の書店では「ゲルマラジオをつくろう」という講座をやりました。電池も入ってないのに鮮明に音が聞こえるので子供たちも大興奮です。すぐ近くにAM放送所のアンテナがあり、ゲルマラジオにはぴったりの環境でした。
★ しばらく受付を休んでいたアワードは、まもなく再開の予定です。連絡先は award@jaqrp.netです。
★ ついでにコンテスト担当は contest@jaqrp.org です。
★ QRPクラブの役員会むけのメールは qtc@jaqrp.org あてにどうぞ。
★ 以上、いずれも@(全角)を@(半角)に変換した上でお送りください。実際のアドレスをWeb上に出すと、1週間でSPAMメールが届きだすので、このような配慮をしております。