2013年2月号 Vol.55-10 2月25日発行
【特集】の思い出
ミズホ通信株式会社は平成24年12月31日をもって40年にわたる営業を終了されました。
QRPや自作を愛好する日本のアマチュア無線家であれば、ミズホの製品を使ったことがない人は少ないでしょう。
JA1AMH高田社長の長い間の貢献に感謝の意を表すため、今月号はミズホ通信との思い出を特集することにしました。
高田OM、本当にありがとうございました。【編集部 福島】
JG6DFK/1 児玉 智史
自作機一辺倒になってから久しい私が最後に購入したメーカー製無線機が限定再生産されたP-7DXでした。1997~98年頃のことです。当時はまだ4(旧電話)級の資格しかなく、上級資格を取る目標にするためでした。
その後2級の資格は取りましたが、CW QSOは今なお実現せず現在に至ります。なんとも勿体ない話です。唯一常設しているアンテナが7MHz(というより、短波ラジオのテスト用アンテナがたまたまそこに同調しているだけ)ですし、いい加減日の目を見せないとモッタイナイオバケが出そうです。Hi.
日本、いや世界中のアマチュアに対するミズホ通信の功績は計り知れないと思います。長い間お世話になりました。高田OMには今後とも我々後進に対して変わらぬご指導をいただければ幸いです。
JS1BVK 山田哲也
1985年1月10日付けで JS1BVK を開局しました.以来,近年までミズホの製品を使い続けておりましたが,2007年春の1アマ合格の頃から全送信機の自作化を目標に立てた事を境に撤去いたしました.
開局以来,自分にとっての初モノの多くはミズホのリグでした.
初めてのEスポ経験は, 1986年の ALL JA CONTEST で8エリアと交信した時でしたが,この時は MX-6Z 50MHz/SSB 250mWでした.
初DXは P-7(1992年ハムフェア仕様)による 7MHz/CW 600mWで台湾との交信でした.
初の南半球は MX-21S 21MHz/SSB 2Wによりオーストラリアと交信した時です.1000Miles/W のアワードも,MX-21Sでアルゼンチンと交信した時に得た 5,565.31Miles/Wです.
これらの記録を自作の送信機やトランシーバーで塗り替えて行く事が今後の目標であり楽しみです.
開局時の MX-6Z 50MHz/SSB CW 250mW 機は無くしてしまいましたが,1台だけ MX-6S 50MHz/SSB CW 1W機が残してあります.
今まで使って来たミズホのリグは,MX-6Z 50MHz/SSB CW 250mW, MX-6S 50MHz/SSB CW 1W, MX-15 21MHz/SSB CW 300mW, MX-28S 28MHz/SSB CW 2W, MX-21S 21MHz/SSB CW 2W, P-7 7MHz/CW 600mWでした.
長い間,非常に楽しいリグを提供してくれたミズホ通信には感謝しています.
僕の世代ではミズホのリグで開局したハムも多かったはずです.今,手許にはQP-7が未組立ての状態でありますが,この送信機のキットを近日中に完成させて,再び第一線にミズホのリグを据えようと思います.
JA1AMH 高田さん,長い間本当にありがとうございました.
【編集部注】ミズホ通信のロングセラーの送信機キットQP-7とQP-21は今も「キャリブレーション」で購入することができます。
JA3PZM 大隅 康司
僕がピコ7のキットを組み立て、十数年ぶりにSSBで再開局したのが1985年。
翌年、JARLのアワードにQRP特記が欲しくなり、ミズホの高田OMに当時のQRP条件であった入力1Wの改造をお願いした時が僕にとっての「QRP人生」のスタートでした。
あれから30年近く、細々ながらもQRP (600mW) オンリーでここまでやってこれたのはピコでお世話になった高田OMからの「JCC600、JCG500達成をお祈りします」と書かれた一枚の葉書でした。
ミズホ通信が、昨年末をもって業務を終了されたと知り、今もシャックのデスクマットに挟んでいるちょっと色褪せた葉書を眺めながら、あの当時の目標だった7MHz、SSBでのJCC600、今ではJCC800は達成できたけれど、これからも僕の「QRP人生」を見守ってくれるんだな、ふとそんなことを思ってしまった。
JO1UBD 丸山裕二
初めてピコ6(MX-6)を手にしたのは、総武線ガード下のロケットの2階売り場だったように思います。ビニール袋に入って吊るされたキットは鮮明に覚えています。しかし作った時の事は思い出せないので、難なく完成したものと思います。
そのピコ6で初めて聴いたのが、当時 JA1GSG 瀬川OMのキー局で行われていた6m SSBロールコールでした。瀬川OM宅とは1Kmくらいの距離でしたので、強力に入ってきていました。それ以降はロールコール用タヌキワッチ機(こたつで聞ける気軽さ)として使ってました。
ピコ6を使って交信したのは思い出せませんので、恐らくタヌキワッチのままで終わったと思います。そのピコ6も、後日RJX-601との物々交換でQSYして行きました。
ハム復活した直後に、強烈にピコ6が欲しくなった契機は、QRPコミュニティー主催のピコQSOパーティーの事を知ってからです。急いで探し始めて、なんとかMX-6を入手し整備して、無事にピコQSOパーティーに参加できました。
2日間に渡るQSOパーティーでは、CQを出してもナカナカ呼ばれず、また、CQ局に対して呼びかけてもQSOには至らず。
でも天使はピコ6使いにも味方をしてくれるんですよね。Esで開けた瞬間に6エリアとQSOできた際は嬉しかったですね。
この落差と言いますか、ナカナカQSOに至らない状態からやっと1局QSOできた時の感動が、僕にとってのQRPの楽しさの一つです。
後日、ピコQSOパーティーの苦労と感動を友人に話したら、「ピコなら一杯あるよ」という事で、ピコ2、ピコ6S、ピコ21が我が家にQSYして来ました。意外なところにピコは眠っているのですね。
ピコ2はLM386やコンデンサ類を交換して復活、ピコ6Sはファイナルを交換して復活、ピコ21は……未だ修理中ですが、ノンビリと治してゆきたいと思います。
最後に、ミズホ通信の高田OMへのインタビュー記事(ハムジャーナル73号)をJQ1LXI 三橋OMから紹介され、国会図書館で読んでみました。高田OMが想うピコトランシーバのユーザー像に、僕は合致していたのであろうか。そう思いながら、A0版に拡大コピーした回路図と睨めっこしております。
JA8CXX 高野順一
郷里札幌を離れ東京の下宿で学生生活をしていたころ、ミズホ通信さんから21MHz・CW/QRPトランシーバーのキットが発売され、アルバイトで資金を調達して購入しました。1972年頃だったので、ミズホ通信初期の製品だったのだと思います。
型名は忘れてしまいましたが、送信出力は0.5W(だったかな?)、受信部はダイレクトコンバージョン。これでまたHAMを始められると意気揚々でした。下宿の大家さんにお願いしてダイポールアンテナを張らせてもらい、試験電波やCQを出していました。何日かして、大家さんが訪れ、最近テレビの画面がおかしくなるとのこと。TVIの発生でした。
今なら、QRP用のLPFなら簡単に自作できますが、当時市販されていたTVIフィルターなどは結構高価なものばかりで貧乏学生には買えず、1局もQSOできぬまま運用を断念、QRTとなりました。
それから約40年の月日が流れ、ミズホ通信の高田OM著「短波CW送信機の実験(プリント基板付き)」という本に出会いました。ミズホ通信さんで主要パーツ一式を頒布しているとのことなので、電話したところ高田OMご本人が親切に対応してくださり、「在庫があるので早速郵送します。料金は品物が届いたあとで結構です。」とのこと。
製作中も、同調コイルの調整やVXOの可変範囲に関する文献資料を送ってくださったり、何回かサポートしてくださいました。更に可変範囲を広げるために、諸先輩のブログや AMERICAN QRP CLUBのWEB資料 を参考にして、色々なタイプのVXOを試し、最終的にスーパーVXOの基板を別に作り、7MHz用と21MHz用の2台の送信機が完成しました。このRigのみで旧コールサインで再開局申請して、カムバックすることができました。
今はVXO・局発常時発振混合方式、ブレークイン方式の実験を進めています。
私はこの本に巡り合わなかったら、たぶん再びハムを始めることはなかっただろうと思います。
休眠中であった私にHAMの楽しさを思い出させてくださったミズホ通信 高田OMには感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
いつの日か、2Way QRP On The Airでお会いできたなら、最高です。
JG1CCL(W3CCL) ビアードうちだ
ミズホ通信[*1]の高田さんが、11月14日全製品の販売を終了し、12月31日に閉店されました。昭和47年(1972年)1月創業から40年間お疲れ様でした。自宅から近いこともあり、2010年4月に『短波CW送信機の実験』[*2]の部品購入から、時々オリジナル部品を購入しにお伺いし、色々とご相談させて頂いています。また、研究用に使用された部品を頂いたり、ハムフェアでもツーショット写真をお願いしたり、ものづくりを通してお世話になっています。
お礼に東北ボランティア活動の林檎をお送りしたのですが、大好物の林檎とのことで葉書まで頂きました。高田さんの優しさと暖かさに、癒されているのは私だけではないと思います。ピコシリーズが販売終了になってからアマチュア無線の世界に入ったので、全くミズホ通信を知りませんでした。しかし、アマチュア無線家では、知らない人はいないのではないでしょうか。
頂いたジャンクパーツの中に怪しい基板が一枚、雰囲気からするとミズホ製なのですが「JH1HTK 1999.4.5」と記されています。正体が知りたくて、JE1ECF斎藤さんにお願いし、JH1HTK増沢さんへ連絡を取ってもらいました。
実はこの基板、増沢さんがQRPp-DXのためP-21DXを出力30mWに改造したとき、高田さんに作製してもらったとの経緯がわかり、正体は「HTKフィルター」でした。まさしく、HTKフィルター基板の旅です。私のところに辿り着いたのも何か意味があるのだと思います。増沢さんからは、貴重な資料(「電波科学」1978年2月号掲載)と代替部品の情報も頂き、機会があれば実装してみたいと考えています。このことがきっかけとなり、2013年2月2日QRP懇親会で、増沢さんとアイボールすることができました。基板が取り持つ縁とでも云うのでしょうか。ちょっとミステリアスな感じです。
さらにジャンクパーツから、ハムフェア工作教室の基板を2枚見つけました。ハムフェア2010モモンガ・モールスとハムフェア2009モールス練習機です。手持ちの部品で組み立て、マイブームのALTOIDS缶に実装する予定です。そういえば、ミズホ通信は工作教室にも参加しなくなるのでしょうか。
ところで、『9R‐59とTX‐88A物語―わが青春の高一中二+807シングル』[*3]を石川町ハマーズPlusで購入しました。店頭では時折見ていたのですが、新品でのネット注文はできなくなり、さらに中古扱いで倍の値段がついています。CQ出版に在庫も印刷予定も無く、ミズホ通信が閉店だからでしょうか。
それにしても一瞬で付加価値(premium)が付くとは、さすがミズホ通信です。もちろん、高田さんのサインを頂戴しました。このとき「今年のハムフェア工作教室は何にしようかなァ」とのこと、その眼は好奇心に溢れ輝いています。ホッとし、思わず「高田さん、ありがとうございます。」と呟いていました。
【参考文献】
[*1]ミズホ通信、http://www.mizuhotsushin.com/ 【編集部注】現在はこのアドレスが削除されています。
[*2]高田 継男『短波CW送信機の実験』CQ出版、2007年
[*3]高田 継男『9R‐59とTX‐88A物語―わが青春の高一中二+807シングル』CQ出版、2004年
[*4]【Midnight PetitNoise -真夜中のひとり戯言-】#2『ミズホ通信とクリスマス』
会員通信
7K4VQV (AD7TN) 坪井望
私は仕事の関係で2010年10月からアメリカ中西部ミシガン州のデトロイト市郊外に住んでいます こちらで2つのQRPクラブに入会しましたので、ご紹介します
1つ目はNAQCC (North American QRP CW Club) 小電力電信愛好者のクラブです 会費は無料でホームページからサインアップをすれば、入会できますアメリカ在住以外の会員もたくさんいます。私の会員番号は5409です
NAQCCでは毎月1回「スプリント」コンテストが行われています。スプリントは平日夜に2時間で行われるコンテストです 私の住んでいるミシガン州では午後8時半~10時半の開催となるので、コンテストの日には早めに帰宅し夕飯を食べてからコンテストに参加します 時間も短いので家族とのSWRも高くならずFBです 。
以下コンテストの概要です
ゲイン(ゲインのあるアンテナで参加)
私の貧弱なアンテナではいつも5局くらいしか交信できないのですが、結果を見ると50局以上交信している人が結構います 毎月100局以上の方がログを提出しており、アクティブなコンテストです。
ボーナス得点を狙ってストレートキーを使う人が多いため、CWのスピードも遅く入門者にも参加しやすいイベントです。コンテストは、毎月第2週火曜日夜か第3週水曜夜に行われ、ログ提出期限は日曜日000Z(ミシガンでは土曜午後6時 そして翌日日曜の夜には結果がWeb上で発表されるというスピーディさには驚かされます。これらが人気の秘訣でないかと思います。
もう1つのクラブはミシガンQRPクラブ(MI QRP)です。年会費10ドル(初年度12ドル)年4回の会報「The 5 Watter」発行、コンテスト開催、月一のBreakfast ミーティングを行っています。
このクラブに入ったきっかけは、昨年12月に出かけたある無線クラブのハムフェストで、アンテナ、無線関連の書籍、ジャンク販売などが並ぶなかにMI QRPのサインを掲げているテーブルがあり、立ち寄ってみたことでした 私が「仕事でJAから来ていますが、QRP仲間と交流したい」と言うと、ブースにいたAC8W Stanさんが「たくさんの仲間がいるから、ぜひMI QRPのBreakfastに来るといい」と誘ってくれました。
その数週間後、朝食会に出かけましたが、アメリカ映画に出てくるようなDiner(ダイナー)で行われていて、特に決まりごとはなく、土曜朝に各人好きなメニューを注文して、ご飯をを食べながらワイワイガヤガヤやるという感じです。時には誰かが何かを持ってきてみんなに見せたりすることもあるそうです
AC8W Stanさんですが、実はDXCCオーナーロール取得者で小笠原父島からJD1BNKというコールサインで運用したこともあることが分かりました。「日本への旅行は楽しかったから、今度はXYLを連れて行きたいと思っている」と言っていました。
XYLのTrishさんはKA8AMXというコールをお持ちでStanさんのDXぺディションについて行くこともあるんだとか。Stanさんによると「彼女は気が向いた時に少しマイクを握るくらいかな 彼女はCWは出来ないだよ」とのこと。
これからアメリカで少しずつQRP仲間が出来そうです。
2月10日、大阪アイボール会開催
JA8IRQ 福島 誠
ある会の用事で大阪に行くことになったきっかけで、メーリングリストで大阪アイボール会を呼びかけました。
突然の呼びかけでしたが、JI3BSB山本さん、JG3ADQ永井さん、JH3BDB入江さんが参加してくれ、4名での懇親会となりました。
新梅田食堂街の二階の居酒屋さんで、串カツやお造りとビールをいただきながら無線話で盛り上がりました。
永井さんは製作途中の7MHzCWトランシーバを持参してくださったのですが、噂に聞くラグ板配線を初めてみてびっくりしました。
ラグ板は地元のお店で安く入手するのだそうです。入江さんからは関西のアマチュア無線事情をいろいろとお聞きしました。
今後も、いろいろな方のお話しを聞きたいと思っています。各地に行くことがあれば、あるいは皆さんが札幌に来られることがあればアイボールをしましょう。よろしくお願いします。
QRPなDXの世界
JA1KGW 青山憲太郞
RZ3D/QRP, Valさんとの2WAY QRP QSO
一昨年、2011年の9月から12月頃までの期間は電波伝搬情況が大変に良好で、連日28.06MHzで多くの海外局と2WAY QRP QSO が楽しめました。
当時、この様な電波伝搬状態は正しくサイクル24が到来したと実感をして居ました。
ところが、年が明けて2012年を迎えるとて、電波伝搬情況は一転して最悪状態となりましたことは、皆さんご承知の通りです。
多くのOTやOMさん達は2011年の第3四半期頃がサイクル24のピークだったと当時を回顧しています。
その頃、2011年11月5日に28.060 MHzで2WAY QRP QSOをしたRZ3D/QRP,ValさんからQSOが届きました。
QSLカードのValさんは、ロシヤ連邦の首都モスクワ市の中心部から35kM南方にあるドモジェドヴォ国際空港(Domodedovo International Airport(の空港管制官を勤め上げたアマチュア無線家でした。
現在73歳ですが、写真から見ると管制官の制服でしょうか沢山の勲章を胸に付けて誇らしげな顔と態度です。
使用リグはICOM 756PRO, 5Wと2エレ八木との組合せだそうです。
DX短信
JA1KGW 青山憲太郞
皆さんご承知の SWC 宇宙点情報センターから毎日、午後の4時30分前後に携帯電話に「日報(今日の宇宙天気情報)」、「週報」「臨時情報」の配信を受けています( WEB参照)。
これによって、アマチュア無線、特に私が楽しんでいる2WAY QRP QSOに直接な御利益は、正直申し上げて余り期待は出来ませんが太陽が元気かどうかのの情報と地磁気の様子に関心を持って眺めています。
後は、OH6Xの「DX Summit」の「QRP」欄にアップされる情報が可なり有効ですが、結局は私自身が時間を掛けてワッチするしか手がないようです。この原稿を書いていた2月10日の「最近10日間の観測値」は、表の通りでした。
年月日(UT) | 黒点数 | F10.7 |
2013年2月1日 | 65 | 104 |
2013年2月2日 | 54 | 112 |
2013年2月3日 | 79 | 111 |
2013年2月4日 | 30 | 107 |
2013年2月5日 | 41 | 105 |
2013年2月6日 | 39 | 104 |
2013年2月7日 | 58 | 103 |
2013年2月8日 | 57 | 104 |
2013年2月9日 | 58 | 108 |
2013年2月10日 | 45 | 106 |
約1ヶ月間に海外QRP局の7局とQSOができましたが、NEWは3局だけでした。
昭和11年の三級通信士の試験問題、解答編
前号のオートダイン受信機の問題にJA8AVC高橋さんからいただいた解答です。
(新訂實用無線學、黒田吉郎著 日本放送出版協會 昭和14年刊より)
(1)C1はL2とパラに
(2)C3はL3の下側と接続、
(3)DET真空管のプレートはRFCと接続、
(4)C電池の極性が+-逆、
(5)C電池のプラス側がA電池のプラス側ではなく、この回路と同じようにG(グランド)です。
ただし間違ってつないでも鳴りますがG側接続が正解です。
(6)この回路の真空管フィラメントのA電池の極性がグランド側プラスになってますが、逆のマイナスが正解でしょうね。
なぜなら、フィラメントはカソードと同じ考えで、グランド電位に対して、グリットが負、カソード(フィラメント)が正だからです。
でもどちらにしても、ほとんど変わりなく鳴るでしょうね。
なお、同じ書籍の別な問題にあったオートダインの図を以下に出しておきます。
高橋さんによれば、再生コイルの接続方法はこの回路のLC並列方法と、上記(2)のLC直列の方法があり、直列が一般的だとのこと。
編集後記
JI3BSB 山本 節也
ミズホ通信の思い出を募集しましたところ、6人の会員から、力作ぞろいの原稿をいただきました。ありがとうございます。ミズホ通信が残した足跡の大きさをそれぞれの原稿から感じることができます。それは、アマチュア無線の醍醐味を多くの人に知って欲しいという、高田社長の思いがあったからこそでしょう。今度は私たちが、その思いを受け継ぐ番だと思います。
次号の締め切りは3月15日です。メールの送り先は編集部 qrpnews@jaqrp.net (@は@に修正してください)まで。
JA8IRQ 福島 誠
私の再開局もミズホのピコ21でした。いまだにメインのリグでもあります。今回はミズホ通信の特集としましたので、FT-817の記事はお休みしました。
原稿募集中です。最近の実験テーマ、こんな小物をつくりまして、移動運用リポートなど、何でもどうぞ。こんな原稿を読みたいというリクエストも募集します。