JARL QRPクラブ会報 2014年6月号 Vol.57-3

投稿者: | 2014年6月12日

JARL QRPクラブ会報 2014年6月12日発行 Vol.57-3


No. 2014年6月号 目次 コールサイン 筆者
1 【デイトン・ハムベンション特集】 7K4VQV (AD7TN) 坪井望(Nozomi Tsuboi)
2 WPX -CWコンテスト参加報告- JG3EHD 西村 庸
3 QRPなDXの世界 JA1KGW 青山憲太郎(Kentaro Aoyama)
4 DX短信 JA1KGW 青山憲太郎(Kentaro Aoyama)
5 QRP Sprintコンテストに参加 JO1UBD 丸山裕二
6 初めて真空管で自作 JG1SMD 石川英正
7 ツートーンジェネレータキットの製作 JO1UBD 丸山裕二
8 「ハムフェア2014」クラブブース出展のご案内と自作品等の募集について JE1ECF 斎藤 毅
9 北大東島・南大東島QRP移動運用データーシート JR3ELR/1 吉本 信之
10 編集後記 JO1UBD 丸山裕二
JA8IRQ 福島 誠

【デイトン・ハムベンション】

6月号巻頭の特集は、米国で1952年から行われているデイトンハムベンション報告です。メディアでは見かけないQRP中心の内容です。今年は5/16~18に行われました。それではお楽しみ下さい。

デイトン・ハムベンションに行ってきました

#525 7K4VQV (AD7TN) 坪井望 Nozomi Tsuboi

 5月16(金)~18(日)にアメリカ オハイオ州デイトンで開催された、デイトン・ハムベンションに行ってきました。私の住んでいるミシガン州デトロイト郊外からは車で約4時間。今年は天気が悪く、にわか雨に雹が降るなど、「デイトン名物」の野外フリーマーケットを出展された方達はお気の毒でした。
 主要メーカーの新製品などはメディアにお任せして、QRP関連を中心にハムベンションの雰囲気をお伝えしたいと思います。
去年と同じく、G-QRP、ミシガンQRP、QRP ARCIが並んで出展していました。
私はここを「QRP通り」と呼んでいます。
ブースではQRP関連の書籍、クラブの案内、アイボール、キット販売などが行われていました。


QRP通り

 G-QRPクラブで、G3RJV Georgeさん、W7AQK DaveさんとアイボールQSO。
以前にハムフェアでGeorgeさんのQRPの講演を聞いたことがあると言ったところ、
「ハムフェアのこと、QRPクラブの皆さんに温かく迎えられて、日本での滞在は素晴らしいものだったよ」と当時のことを話して下さいました。

(編集部注、G-QRP クラブのリンク先はこちらです)

W7AQK and G3RJV
【G-QRPクラブ 左からW7AQK Daveさん、G3RJV Georgeさん】

G-QRP's kits
【G-QRPブースで展示、販売されていた「ツナ缶キット」】

QRPme
あのRockmiteもこちらで販売されています。

KB8TXZ,KB8VMZ,KA8AMX,AC8W
【ミシガンQRPクラブ 左から会長のKB8TXZ Jimさん、KB8VMZ Kathyさん(TXZ’s XYL)、KA8AMX Trishさん(AC8W’s XYL)、AC8W Stanさん】

QRP ARCI
【QRP ARCIブース】


Hendricks

キットメーカーのHendricks QRP
赤いシャツを着た方がKD1JV Stevenさん。キットの展示、販売を行っていました。
販売中のキットなど詳細については、以下のリンクからご覧下さい。
Hendricks QRP Kits

Hendricjs
【Hendricksのブース】

KD1JV's xcvr
【KD1JVさん設計の3バンドCWトランシーバー】


エレクラフト

 エレクラフトは人でごった返していました。人気のK3もそうですが、今回注目を集めていたのは、KX3とペアで使うPX3です。N6KR Wayneさんが来場者からの質問に丁寧に答えていました。

(編集部注、エレクラフトのリンク先はこちら

N6KR
【エレクラフトブースのN6KR Wayneさん】

PX3
【新製品のPX3パナアダプター】


Ten Tech

 Ten Techは、オープンソース・ソフトウェアを使ったQRPトランシーバー Patriotを発表。
出力5ワット、7/14Mhz 2バンドSSB/CW機で、昨年発表されたRebelはCWのみでしたが、SSBが追加されデジタルモードにも対応できるそうです。

 Ten TechはリニアアンプのAlphaとの合併が発表されましたが、デイトンではAlpha、Ten Tecと別々のブースで出展しておりました

(編集部注、Ten Techのリンク先はこちら

Ten Tech Patriot
【Ten Tech QRPトランシーバー 上側:Patriot、下側:Rebel】

Ten Tech Patriot
【Ten Tech QRPトランシーバー Patriot(中身) 】


LNR

 LNR PrecisionのFX4
7/10/14/18Mhz 4バンド 5ワット SSB/CW機です。
手のひらサイズでキーヤー、フィルターも装備されている移動運用向けの1台です。
これから販売される予定です 詳しくはLnR Precision Incを見て下さい。

LNR Precision FX4
【LNR PrecisionのFX4】


 来年(行けたらですが)は、QRP ARCI主催のFDIM(Four Days In May)にも参加してみたいと思っています。

  de 7K4VQV (AD7TN)

編集担当から

 坪井さん、最新の情報提供ありがとうございます。
米国ではQRPに関する新製品が続々出てきますね。エレクラフトのPX3は、早く出荷されないかと待ち望んでいます。
LNRのFX4は、初めて知りました。随分と小さい機器ですね。SSBモードも有って、僕に合ったQRP機です。また、Ten Techの新製品……、JL1KRA中島OMが注文しそうですが、hi……中味は初めてみました。表面実装の部品ばかりで、SDRを理解する必要がありそうで、僕には敷居が高いかなぁーと思いました。(JO1UBD)


WPX -CWコンテスト参加報告-

#979 JG3EHD 西村 庸

 全長約2m70cmの21MHz用ホイップアンテナのローディングコイルとその先の部分(約70cm)を着脱式に改造し、そこに約50cmのエレメントを取付け28MHz用のアンテナを作りました。
1/4λ フルサイズのホイップアンテナです。
手動アンテナチューナのプラグインコイルも準備し、WPX-CWコンテストに間に合ったので28MHzシングルバンド(QRP部門)に参加しました。

 送信機は終段管807のSG電圧を下げて出力約2W。受信機は30年ほど前に作ったクリスタルコンバータ方式のダブルコンバージョン。
フィルタは455KHzの水晶共振子1個をブリッジのアームの一辺に入れた1950年スタイルです。
QRVは主に5月25日昼、結果は9QSO’s。CQは出さず、呼びに回るだけで応答率は40%弱でした。
より長時間参加すれば応答率は多分もっと下がったはずだと思います。

 かなりQSBがあり、S9+の信号がすぐにノイズレベル。そしてまた上がる・・・・・の繰り返し。このバンドはこんなもの?
トランシーバではなくブレークインでもなく、左手でスタンバイスイッチ。右手で縦振りキー。おまけに送受信機のダイヤル操作では、タイミングを合わせるのが難しいでした。

 救いはQRMが少なくやたら強力な信号が無かったことですが,これは単に受信機の感度が悪いだけなのかもしれません。


 このバンドは開局以来アンテナが無かった(送信機があってもペーパライセンス!)ので今回が初QRVです。
 
“マウンダー極小期” が到来するという説があります。
 コンテストとはいえ曲がりなりにも28MHzでDXQSOができましたが、悔いを残さないためにも、今シーズンはハイバンドのアクティビティーを上げようと思っています。

DE JG3EHD

編集担当から

 西村さん、コンテスト報告ありがとうございます。
コンテスト参加の目的は、QSO機会やランキングなど、いろいろあると思いますが、自作erにとっては試験運転なのかと思います。QRPでもQSO機会は格段に高まりますので、僕も試験運転として利用していました。とくに”球”に拘ってのQRVは、一つ一つのQSOが鮮明に記憶に残っているのではないでしょうか。何回も呼んでやっとQSOに至ったなど、QRPならではの楽しみだと思います。普段の機器の調整や改造などは、時が経って振り返る際に、QRPニュースをもとに辿っていただけたらと思います。国内限定ですが、今年のハイバンドはなぜか相性が悪く、未だに8エリアすら飛んで行ってません。6DやFDに期待したいと思います。(JO1UBD)


QRPなDXの世界

海外のQRPer

#377 JA1KGW 青山憲太郎 Kentaro Aoyama

DL8NU/QRP、Hardyさん、6AG7を使った5Wと3エレ八木で28.06MHhzでQSO

 旧聞に属しますが、連日ハイバンドがオープンした2013年10月29日、夕方は相変わらずEUが28.06MHzでオープンしていました。16:40(JST)にUSP6GVU/QRP、Andreygさん、16:58にDL8NU/QRP、Hardyさんと2WAY QRP QSOができました。この内DL8NU/QRP、HardyさんからQSLカードが届きましたので紹介をします。
 DL8NU/QRP、Hardyさんとは1stの2WAY QRP QSOでした。入手したHardyさんのQSLカードによるとTXはファイナルに6AG7を使用し、出力電力が5W で3エレ八木アンテナとの組み合わせでした。当日は大変にコンディションが良くてお互いに579のRSTレポートの交換でした。
 ご承知の通り、この6AG7は、オクタルベースのメタル管で、出力電力増幅5極管です。フィラメント電圧・電流は、6.3V・0.65Aです。プレート損失が9Wですから、5W出力として使用できるようです。大きさは、全長が約83mm、最大径が約34mmφです。自作派の皆さんの中には既にこの真空管を使用したQRPリグを製作されていると思いますが、如何でしょうか? 是非とも製作記事などの投稿をお願いします。

DL8NU/QRP
【DL8NU/QRP HardyさんのQSLカード】

DL8NU/QRP
【DL8NU/QRP HardyさんのQSLカード】

6AG7
【6AG7】

編集担当から

 青山さん、毎月ありがとうございます。
今月号は、以前に比べて”球”の内容が増えています。最近は入手が困難で、また、製作するための情報も少なくて、真空管自体に触れたことが無い方も増えているように思います。昔は、電気店の裏に積まれた古テレビを解体して部品を集めたり、一応僕もそういう世代ですが、”球”を使った機器でいつかはQRVしてみたいですね。「使用している送信機は……」などを考えるとニヤニヤしそうです。会員の方も、”球”に関する製作記がありましたら投稿をお願い致します。(JO1UBD)


DX短信

#377 JA1KGW 青山憲太郎 Kentaro Aoyama

 4月から5月にかけては、私用が重なりQRV出来る時間が少なく、情報も余りありませんが、4月以前と比較して明らかに電波伝搬の状況は良くありません。
この原稿を書いている5月28日の“DX SUMMIT”トップページの電波伝搬状況は次の通りです。

 SN(太陽黒点)は、110とまずまずです。A-Index:4、K-Index:2となっています。しかし、Calculated Conditionsの12m―10mをご覧ください。DayおよびNight共に“Poor”です。何とかサイクル24の下降期でもハイバンド(12m―10m)での2WAY QRP QSOができないかと時間の許す限りQRVしてみましたが、結果はさんざんで収穫はありませんでした。これからは20m以下のバンドでの2WAY QRP QSOの成果を狙うより方法はないかなと考えていますが、特に海外とのQRP QSOを試みておられる皆さんは、成果は如何でしたでしょうか?

編集担当から

6mに限定した内容になりますが、ここ最近は夕方に1~8エリア間が開けています。平日でも夕方17時頃に50.200MHz付近で札幌市からのCQなどが聞こえてきます。「今シーズンもよろしく」など、毎年のQSOを経て、お互いにコンディションを身体で感じていらっしゃると感じました。今年は早い、遅いなど。これは長くハムを続けることで得られるコンディション感であると、羨ましく思います。(JO1UBD)


QRP Sprintコンテストに参加

#993 JO1UBD 丸山裕二

 5月11日に、今年初の移動運用を兼ねて、QRP Sprintコンテストに参加してきました。移動先は、いつもの埼玉県三郷市の河川敷です。帰りには、秋月電子八潮店に寄れるので、この移動地は気に入っていますが、平地なロケーションですので、飛びはイマイチです。特に23区、神奈川県は苦しいです。

 久しぶりにヘンテナを組立てまして、昨年展開した際の目印位置にエレメントを固定し、VSWRを測ると何故か狂っていました。いろいろ調べて行くと、バランからエレメントまでの接続線を変えたことにより、位置が変わっていました。これまで特に気にしていませんでしたが、バランからの電気長には含まれるので、今後は気を付けたいと思います。
さて、昨年と同様に6m SSB/0.5Wで、今年はCQマシーンを使っての参加でした。いつも聞こえるQRPerの皆さん以外に、初めてのQRP参加という方々も居て、嬉しく思いました。期待したコンディションは低調で、21MHz/50MHzともにEsは開けず、見通し内でのQSOに終わりました。

 コンテストではFT-817を使用し、途中でSSBフィルタを標準のセラミックフィルタとINRADの2.9KHz帯域に切り替えながら受信をしてました。帯域が広いと、Sメータのノイズレベルは上がり、受信ノイズも高まりますが、相手局の変調は聞き易くなりました。標準では聞き取れない信号時には有効でした。
QSO中に教えて頂けた限りでの範囲になりますが、一番の小電力での参加はJH1PWA加藤OMで、100mWでの参加とはもう完敗です。

Hentena
【図1】ヘンテナ

FT-817
【図2】CQマシーンを使いました

Hentena
【図3】バラン~エレメント間の配線

INRAD 2.9kHz
【図4】2.9kHzフィルタ

 平地からのQRVで、しかもQRPpでの参加でしたので、いつものようにノンビリとCQ(ボタンの連打)を出して、残り時間はボーっと考え事をして過ごしました。(実はこの考え事をするのが楽しみでもあります)
 相互QRPでの交信は、RS=59で聞こえれば確実にQSOが可能。また、RS=51くらいのギリギリでも何とかQSO出来ます。
お互いに同じ程度の空中線出力であると、上り下りの電界レベルの差が小さいのでQSOが出来る。いつの間にか忘れていた感覚を思い出しました。数日前にあったALL JAコンテスト(ログ提出がメールが弾かれていて、締め切り後に気付いてOUTでした)では”H”が多く、聞こえるけどQSOできないケースが多かったので、カラダがそういうのに慣れてしまったのかもしれません。
 空中線の利得によりERP値は変わりますが、だいたい同じ程度の空中線電力であれば、QSO可能かどうかは受信入力レベル値になるかと思います。周辺の環境ノイズにマスクされるか、そのノイズレベルよりも勝ることが出来れば相手局に拾って貰えると。
また、障害物が無い直接波だと、自由空間伝搬損だけに支配されるので、自局からの伝搬範囲を予め地図に電界レベルの等高線として描いてみようか……。QSOできた相手局までの電界強度のレベルダイヤを書いてみようか……一律なRS=59だと無理だ。でも、ビル等の物体による反射分が合成されて実際は異なるし、では奥村カーブのような近似式は……。などなど、ほとんど妄想のような考え事をしていました。なるほど、そうだったのかと、今頃になって気付いた事に、λが含まれる自由空間伝搬損の公式、これまで何も考えずに暗記のままで過ごしてきましたが、電磁波は、電界/磁界の繰り替えしであるので、その繰り返す回数分だけ電界から磁界/または磁界から電界への変換損が出てくる。それで波長λが関わるのか。そう思いながら、ちょっとだけ知的になってコンテストを終えました。


初めて真空管で自作

#988 JG1SMD 石川 英正

 7MHzAMに出ておられる方のQSOを聞いていると、6146、807、311…皆さん真空管のファイナルで大電力を扱っておられます。送信機・変調器・電源、どれをとっても高電圧の機器を自作しておられ、経験のない私にはただただ溜息でした。

 そもそも電話級の従免取得時には既に真空管関連の出題はなくなっていました。
そういうわけで、QSOの時に“ただ言ってみたい”だけで真空管のファイナルを作ることにしました。
感電が大嫌い(電気風呂もイヤ)なので、できるだけプレート電圧は低め、そこそこ出力が出そうな、お金のかからない仕組みと考え、真空管リニアを作ることにしました。

 真空管は最近の製作記事で見かけないため、勉強資料はGoogle頼みです。秋葉原で探してみると6CL6/NEC製が\500、6BQ5=EL84/ロシア製が\2,000で入手できました。特に後者はステレオアンプ用に今でも出ていることを知りました。
電源は250Vくらい必要ですし、電流計も必要、ヒーター電源はDC6Vで1A見ておきたい、ゆえに自作することにしました。電源トランス、高耐圧の電解コンデンサをみつけるのに色々廻りましたが、単整流と倍電圧整流回路を組み、140~330Vで6種類の電圧が出せるようにできました。

 リニアの方は、RF入力用にFCZコイル、耐電圧500Vのコンデンサ、1Wの抵抗、2.5mH RFCなど買い集め組み立てです。配線チェックし、恐るおそるヒーター電源を入れ、プレート電圧をかけ、火花も出ないしFuseも飛ばない、変な臭いもしない。

 よし、FT817を繋ぎ0.5W入力!...全然思ったような出力が出ません。これはATTか?
なぜ...? わからない....。どうして?
タンク回路のコイルを巻きなおしたり、電圧・電流のチェックをしてもおかしくなさそう。ハンダ不良もない。もちろん組立間違いも。ダメだ、真空管はよくわからん。


 数週間放っていました。日本語サイトで検索してもRF関係の真空管自作記事はあまりヒットしません。しかし “tube transmitter home brew” で検索するとかなりな数の英語サイトが出てきます。答えはあっさりとわかりました。入力部のインピーダンスが全然合っていなかったのです。海外ではシールドケース付きの小型コイルが少ないのか、トロイダルコアに巻いたインピーダンストランスを使う例が出てきます。真空管の入力インピーダンスって数kΩもあり入力レベルや周波数で変化するのですね。「トロ活」をよく読んだら書いてありました。
結局入力は1:9トランスを作りました。出力もVCを2個使い、コイルを巻いてタンク回路を作ります。まるで小5の時に初めて作った手巻きコイルのゲルマラジオです。

…しかし出てきました、6BQ5のプレート電圧250V・入力0.1Wの時に6Wです。18dBのゲインでした。
更にググってみると、昔「ラ製」で見たGGアンプの名前が出てきました。そのWebに書いてあった真空管の番号はなじみのない3ケタのもの。ジャンク箱に6GK5という3極管がありましたので自分なりにアレンジしてみました。 入力段はトロイダルコア使用の1:4トランス、B電圧150V、7MHz AMキャリア0.5W入れて3W出てきました、+7dBです、悪くない感じです。プレート電圧を上げてもあまり出力は変わりません、250Vで4W、9dBです。

 これならQRPp自作機との組み合わせで、「…こちらのリグは自作、変調は低電力変調、ファイナルは6xxx 出力3Wで~す。」と自己紹介出来そうです。

JG1SMD's Tube TRX
                【図1】JG1SMD 石川さんの7MHz AMマシン

 写真は「7MHz自作機+6GK5のGGリニア」です。
真空管が小さく可愛らしいのですが、それに比べて塩ビ管に巻いたタンクコイルがデカく、これじゃまったくの「工作」です。ハンダ付は付け足し作業みたいなものでした。

 真空管はこれ以上深追いしないことにしましたが、近々変更申請を出して、真空管ファイナルを名乗ろうと思っています。

編集担当から

 石川さん、投稿ありがとうございます。
ついに7Mhz AMのパスポートを手に入れましたね。球機は、ソケットの入手や数種類の電源種を準備したり、ケースで蓋をして隠すということが出来ず、いろいろな面で難易度が高そうですね。僕も7Mhz AMにQRVしてみたいのですが、OMさん方は自作の球機ばかりで、相当敷居が高いです。特に実際に真空管で作ってみないと、会話に参加出来ないですよね。免許後のQSOレポートをお待ち致します。(JO1UBD)


ツートーンジェネレータキットの製作

#993 JO1UBD 丸山裕二

SSB送信機の調整時の変調信号源として必要な、ツートーンジェネレータのキットを作ってみました。

自称QRP SSBerな僕は綺麗な変調に興味があり、各種測定方法や調整法を現在勉強中です。以前にキャリブレーションさんの#115 ツートーン発振器を製作して使用中(図1)ですが、エレクラフト社からも同様のキットが販売されているので製作してみました。(図2、図3参照)

なお、KX3はテストモードにすれば、内部DSPによるツートーンジェネレータ変調の送信が可能ですので、KX3ユーザは改めてこのキットを購入することは不要です(図4)

CalKit#115
【図1】キャルキット#115 ツートーン発信器

Elecraft 2T-gen
【図2】Elecraftの2-Tone test oscillator(2T-gen)

Elecraft 2T-gen
【図3】基板

KX3 2-tone
【図4】KX3説明書

 キットはオペアンプICを2個使用した物で、発振周波数は、700Hzと1,900Hz。キャルキットは700Hzと1,700Hzです。KX3内蔵の物は、説明書には記載が無いので不明ですが、キットと同じ700Hzと1,900Hzなのではないでしょうか。ARRL Hando Bookによると、ARRLでの機器試験時のTwo Toneは、700Hzと1,900Hzを使用しているとの記載がありました(ARRL Hand Book 2014、Chapter25、Page34)。
 キットの説明書
は、エレクラフト社のサイトに公開されていますので、予め検討する材料になるかと思います。また、興味有る方は参照してみて下さい。

 このキットは、日本代理店経由で購入しましたが、日本語訳の説明書は添付されていません。しかし、簡単なキットですので1時間程度で完成に至りました。それぞれを実測した結果、Low側は679Hz、High側は1,866Hzでした。

 ツートーンジェネレータの肝となる2波混合のバランス調整ですが、1波ずつオシロで測定しながらレベル調整を行いました。キャルキットの方はケース実装して使用しているので、組立て時に一旦調整したら以降の操作は出力レベルのボリュームツマミだけになります。一方、エレクラフトの方は、バランスと出力の両方が露出しているので、使う度にバランス調整が必要になるかと思います。また、基板上のショートピンの組み合わせにより、単周波への切替が可能です。完成後の2波合成状態の波形をそれぞれ図5、図6に示します。

Elecraft 2T-gen
【図5】Elecraft 2T-gen(上側が混合した波形、下側がFFT後)

CalKit #115
【図6】キャルキット#115(上側が混合した波形、下側がFFT後)

 さて、ツートーンジェネレータの使用目的であるIMD測定では、高調波の有無を確認する目的ですので、送信部へ注入する信号中には、既に高調波が含まれた状態にあると正しい測定結果には至ないと思います。キット単体の測定結果から、キャルキットの方は高調波が若干含まれた状態にありました。
これらの改良として、単周波数の発振部出力に含まれる高調波をフィルタリングすることが肝要だと思います。1段のCRフィルタで試しましたが、完全に取り除くことは出来ませんでした。これ以上の改良は、時間切れとなりました。

 最後に、エレクラフトのキットを注文する際は、他の大物製品や別のキットなどと同時に注文することで、送料等が按分されますので経済的だと思います。

CalKit #115
【図7】Elecraft 2T-gen完成状態


「ハムフェア2014」クラブブース出展のご案内と

自作品等の募集について

#696 JE1ECF 斎藤 毅

 今年もハムフェアに出展します。下記のとおり自作品をはじめとする各種募集を行います。なお、取り纏めに多大な労力と時間を要することから早めの申し込みと締切日の厳守をお願いします。
1、開催日・開催場所

2014年8月23日(土)・24日(日)東京ビッグサイト西2ホール
(準備8月22日(金) 詳細はお手伝いしていただける方に個別連絡)

2、展示等の内容

・自作品(テーマ部門とフリー部門)
・冊子の無料配布(PDFデータにて)を予定。

3、自作品について

 作品の大きさは会場のスペースに限りがあることからA4版程度(最大A3版)とし、重量10kg以上ものはご遠慮下さい。アンテナなどの長尺物(3mを超えるもの)、また、防災上、火気に類するものの出展はご遠慮下さい。展示品の説明資料(A4版2枚程度)をお願いいたします。
・規定部門
テーマは交信実績のある自作無線機(使用実績のあるレシーバー)
2013年度クラブ主催QRPコンテストは自作機を用いるものでした。
コンテストに参加された方のエントリーをお待ちします。
・自由部門
規定部門以外でのトランシーバー、送信機、受信機、付加装置、測定器など無線運用に関わる作品を募集いたします。

4、冊子原稿について

形状はA4版縦にて横書きをベースで考えています。写真、資料の添付もOKです。展示作品の説明も掲載します。(原稿は手書きでも結構です。こちらでタイピングまたは原稿をデータ化して添付します。マイクロソフトワードにて編集します。)
自作は苦手という方は是非、日頃の運用でのエピソードを発表してみませんか。もちろん、自作機の製作記事、自作機で運用しているという記事も大歓迎です。

5、各種募集について
・自作品
7/18(金)までに展示品名等をエントリーしてください。作品は郵送または現地持込みといたします。郵送の場合は8/8(金)まで受付いたします。送り先(宛先)は以下のとおりで、送料は各自ご負担願います。
会場持ち込みの場合は第1日目、8/23(土)の朝9時30分までになります。第1日目の午前中、来訪者による投票を実施しますので厳守してください。
なお、説明資料(A4版2枚程度)は8/1(金)までに下記のEメールまたは宛先にお送りください。

・冊子原稿
7/18(金)までに投稿内容をエントリーしてください。原稿は8/1(金)までに下記の宛先にお送りください。

・前日の会場準備スタッフ
今年は4名程度募集います。8/8(金)まで申し出を下記までお願い致します。
先着順で受付いたします。なお、会場までの交通費は各自のご負担下さい。

6、自作品、冊子原稿、景品(副賞)、会場準備スタッフの問合せ・募集の宛先

〒142-0063
東京都品川区荏原5ー16ー20
JE1ECF 斎藤 毅 (さいとう つよし)
TEL/FAX 03ー3782ー1602
E-Mail je1ecfsaito[AT]athena.ocn.ne.jp
([AT]は@に置き換えて下さい)

QRP Club 2013
               【2013年のクラブブース】

編集担当から

 ハムフェア出展準備、お疲れさまです。
多くのハムにとってQRPクラブを目にする貴重な機会で、クラブ員の皆様が出品される自作品などを目にして、ブースを訪れたハムに、QRPの楽しみ方を発見していただきたいですね。そして新たにクラブに入会される方も居るかと思います。
ハムフェアを見学するのでは無く、是非参加して頂きたいですね。会員の皆様のご協力をお願いします。


北大東島・南大東島QRP移動運用データーシート

#33 JR3ELR/1 吉本 信之

 インターネットや雑誌に載らない、公開できるぎりぎりの内容です。
大東島は、この程度までなら公開できます。しかし、琉球諸島には上陸して目にし気が付いてしまったことを99%公開できない島が数多くあります。(宮古島や石垣島ですら非公開の事柄が多々あります。)

 3月終わりから4月始めにかけて、琉球島歩き60島の節目にFT817を連れて北大東島と南大東島へ渡海してきました。
 この島は上陸を21年間先送りしたほどサラリーマンには難易度が高い島でした。難易度の高かった島は、後日自戒をこめてデーターシートを作っています。
今回はQRP移動運用の目線で書き直したものをご覧ください。


(島への交通手段)

1.琉球本島~大東島
 那覇空港で往復の燃料を搭載して離陸します。航続距離が短い北大東経由便(DHC8-Q100型写真参照)は満席で離陸できません。北大東島には、この機体が日に1度しか降りません。二か月前に席の確保を済ませてください。
 島の空港には管制塔がありません。吹き流しを見て離着陸します。このため濃霧や風雨で欠航と遅延が頻発します。
 この島の緯度は台風の移動速度が極めて遅くなる点も要注意です。遭遇すると5日以上欠航しキャンセル待ち搭乗チケットにもあぶれ食料事情が悪化した島に幽閉されます。
 貨客船だいとう(写真参照)は、もっと覚悟が必要です。この船は搭載貨物と風向きで運行予定日時と着岸の港が変わる不定便です。電話予約していても乗船予定前々日に必ず「出航地の事務所」に電話を入れて港と出航時刻を確認してください。
 乗船券は「出航地の事務所」で前日から売ります。島発の乗船券は島の事務所で出航前日から売ります。予約していても朝一番に並んで乗船券を買い停泊中の港を確認してください。島で使う燃料を積む那覇新港発の便は乗船券が12枚(人)に激減します。
 船旅好きが一度は体験したがる鉄籠(写真参照)つり揚げ乗船下船体験ですが、波が高く一晩強度の船酔地獄の苦行を伴う冬場を除き利用し辛い交通手段です。

DHC8-Q100
               【DHC8-Q100 北大東便】

Daitou
               【貨客船だいとう】

Cargo
               【人用乗降鉄籠】

2.島内の移動手段
 路線バスはありません。空港でレンタカーや宿の送迎車を利用してください。
私ははまゆう荘の50cc原付(北)、空港レンタカー(南)を借りました。島内のガソリンスタンドは極端に少なく土日は休業です。燃料代は原付は込み、レンタカーは走行距離清算でした。大東島に限らず、どこの離島も輸送コストが上乗せになる燃料費が強烈に高いので覚悟してください。
 原付使用時はポケットヤッケを必ず持参してください。島のスコールは暴風雨です。決してやさしく降りません。雨風をしのげるところに退避するまでに全身ずぶぬれになります。

3.道路事情
 小中学校の前に交通信号があり夜間は点滅にかわります(南北)。年間を通し大型港湾施設の建設現場で使う大型車両と冬場は甘蔗畑と製糖工場の大型車両が爆走しています。
 夜間は街頭も少なく真っ暗になります。ハブが居ない島ですから夜間道を歩いたりアンテナの状態を見に外に出ても大丈夫ですが、小型の高輝度LEDライト無では出歩けません。


(島のインフラ)

1.飲料水
 南北大東島ともに単式逆浸透膜水製造装置で造る簡易水道です。飲んでも大丈夫ですが、2Lのペットボトルさんぴん茶(ジャスミン茶)を農協で調達して毎日1本飲み干してください。

2.電力
 南北大東島ともに複数台のディーゼル発電機で発電しています。追加で北は小規模の太陽電池板、南は可倒式風車が2機(内1機は倒したまま)あります。

3.携帯電話
 島内で使えるのはDocomoとAUだけです。SBは南北共未稼働で困りました。

4.インターネット
 沖縄本島~南大東島に敷設した海底光ケーブルを通して搬送しています。これを光ファイバーで島内複数個所に建てた自治体WiMaxの無線塔まで陸上搬送したあと、各家のアンテナまで無線で飛ばしていました(写真参照)。北大東島~南大東島間はマイクロ波で海上搬送しています。
 はまゆう荘は館内VDSL、コテージKIRAKUは無線LAN、ホテルよしざとは館内有線LANが客室内で使えます。

WiMax ANT
               【WiMAXアンテナ】

5.昼飯・食堂
 朝と夜は宿でありつけますが、北大東島は昼喰える場所の確認が要ります。結局のところ、はまゆう荘に戻って食べるか西港近くの集落の中にある食堂に入るかのどちらかになります。南大東島は食堂が複数個所あり楽に探せて困りません。
 どちらの島でも農協や個人商店で大東寿司や沖縄独特の弁当が調達できます。
QRP運用しながら、太平洋を吹き抜ける風と信号音をおかずに食べるのもありです。


(島の診療所)

南北共に診療所があります。Dr.コトーの診療所の設定通り、離島の医者は59++の腕です。重症患者は急患空輸要請で陸自のLR-2機が那覇と往復し、民間機は優先離着陸の間上空待機になります(写真参照)。

LR-2
               【急患空輸陸自LR-2】


(QRP運用)

1.北大東島
 googleの空撮写真をみながら読んでください。歴代の移動運用局が北大東島でお世話になるのはリン鉱石採掘跡の黄金山に建つ「はまゆう荘の215号室」(写真参照)です。この部屋は星空展望台に一番近い客室です。展望台にアンテナの設営しケーブル引き込みができます。

Hamayuu house
               【はまゆう荘】

 私は60mほどのスローパーを展開しました。1.9MHzフルサイズが展開できる広さがあります。
 ビームアンテナは展望台に縛り付けて運用可能ですが、重量物は事前に別便で送っておく必要があります。
 アンテナの展開は申し分ありませんが、客室は7MHzでもS9+の強力なエアコンインバータ雑音が常時飛び込んできます。それでも高く張ったアンテナの方が勝って本土の局がパイルになりました。
 ハイバンドはFT817の機動性を生かし原付の前籠に入れて走り回るアウトドア運用で稼ぎました。ダイトウビロウの葉にワイヤーを引っかけただけのアンテナでしたが楽に交信できています。

2.南大東島

 住宅密集地に建つホテルよしざとはアンテナ設営が難しく室内運用できませんでした。KIRAKUでは1mほどの高さでワイヤーをコテージ周辺に展開しましたが、懸念したインバータ雑音は感じないものの飛びが今一つでした。ここはポール持参なら地面に建てたビームアンテナで運用できます。
 沖縄本島よりも幾分本土に近いため、公園でダイトウビロウの葉にワイヤーをひっかけた状態が一番飛びが良く本土のQRP局とも交信できました。やはりQRPはアウトドアの方が向いています。

Park
               【公園打電】


               【甘蔗植付】


               【陸軍電探陣地跡からの景色】


(島の危険外来種・危ない生き物たち)

ダイトウオオコウモリ(これも噛まれると危ない)以外は野生の哺乳類が居ません。ダニやヒルが少ない島ですが、必ずポンプ式の虫よけスプレーを塗布して歩くようにしてください。
 道に出てくるアフリカマイマイとおおひきがえるは絶対に触ってはいけません。アフリカマイマイは広東住血線虫の中間宿主です。治療が遅いと一週間程で死にます。

East African Land Snail
               【触るなアフリカマイマイ】

 おおひきがえるは広東住血線虫も宿しますが、耳下腺に溜めた毒液をハブの攻撃半径以上に噴射します。これが目に命中すると失明します。誤呑したハブが口にくわえたまま悶絶死するほどの威力です。
 こんな危ないかえるが島に持ち込まれてしまった理由が飛蝗(ひこう)バッタの駆除でした(写真参照)。捕まえてみると、すでに個体密度の上昇で相変異が始まっていました。

Giant marine toad
               【おおひきがえる】

migratoria
               【飛蝗バッタ】


(そのほか島の無線関係施設)

台風銀座の島らしく衛星アンテナが地面に固定設置してあります(写真参照)。島間マイクロ波中継塔が海岸に建っています(写真参照)。事前電話予約で南大東島地方気象台のGPSゾンデ打ち上げと施設見学ができます(写真参照)。

satellite ANT
               【衛星アンテナと無線塔】

Microwave ANT
               【気象台ターンスタイルアンテナ】

GPS zonde
               【GPSゾンデ】

de.JR3ELR/1

編集担当から

 吉本さん、貴重な報告ありがとうございます。
毒カエルが居るとは、怖いですね。そういう自然の事すら知りませんでした。メディアで伝えられる情報しか目にしてませんので、貴重な報告ではないでしょうか。
手軽な装備での移動運用は、QRPならではと思います。内蔵バッテリと、ちょっとしたANTでQRVして、それでも十分にQSOできる手軽さ。でも、自然環境は厳しそうですね、そこまで渡航できるかどうか。広大な場所でワイヤーDPを展開して……無線の原点を感じました。残り59島の分も、機会を見て報告をお願いします。(JO1UBD)


編集後記

丸山 裕二

★皆様の投稿により、なんとか6月号が出来上がりました。ご協力ありがとうございます。今月分は投稿が少なかったのですが、ちょうどデイトン・ハムベンションの報告がありましたので、巻頭特集としました。
★変更申請中であったKXPA100の50W移動局措置は、どうやら免許が下りたようです。っと言いますのは、TSSへ別に申請していた機器もあり、どの分の免許なのか判らなくなってしまいました。シールが無かったので、恐らくKXPA100分なのかと思いますが、6月中には判明すると思います。移動局措置の申請の方法などは、次号で報告したいと思います。
★6mのEsは、平日の夕方くらいに出ているようで、1エリア~8エリア間が活発にQSOされているようですね。
★これを書いている時期に入って来たニュースで、八重洲無線のFT-897が生産終了との事。一方、今月号の坪井さん報告のデイトンでは、QRP系の新製品が出ています。日本国内は、ますます高出力のHF/6m機へ向かうのですかね?
★皇族の高円宮典子さまがご結婚とのニュースで、お相手の千家尊祐さんがハムであるとのご友人のインタビューを見ました。JARL会員名簿を調べてみると、お父様は載ってましたが、ご本人は載ってませんでした。
★これから6D、FD、そしてハムフェアと、無線シーズン真っ盛りになります。参加レポート、移動レポート、コンテスト参加中の”内職”方法など、皆さんからの投稿をお待ち致します。
 投稿の宛先は、qrpnews@jaqrp.net です。(@を半角に変えてください)

JA8IRQ 福島 誠

★ 6月の会報をお届けします。雨の日が続いてますがQRP愛好者のみなさん、お変わりありませんか?
 青山さん紹介の6AG7という球は知りませんでしたが、これをミニチュア管にしたものが6CL6だそうです。GT(金属)管だとパワフルな感じがしますね。
以下は、本文に書けなかったニュースを。

★ QRPデー特別記念局は先月に加えて 北海道で8J8VLP が認可されました。すでに交信された方も多いと思います。6月末まで運用されます。

★ JARL QRPクラブの今後のスケジュールを発表しておきましょう。

 関西ハムの祭典(関ハム)の予定は7月19日(土)~20日(日)、場所は大阪府の池田市民会館ですが、QRPクラブがブースを出しますので、関西周辺のQRPファンはぜひお集まりください。

ハムフェア2014は8月23日(土)~24日(日)、いつもの東京ビッグサイトです。私も参加予定ですので、会場内でアイボールしましょう。

◆ QRP全国集会は11月15日(土)~16日(日)、会場は淡路島の東浦を予定しています。

◆ このほか、1,2,8エリアではQRP愛好者の交流会が定期的に開かれています。無線のオンエア、ネットのオンライン、そしてアイボールと3つの次元でQRP愛好者の交流を深めていきたいと思っています。どうぞよろしく。

★ 最後に海外ニュースを。
8月16日~17日をQRP RESPECT DAYSとして世界的なHFパーティをしようという呼びかけが届いています。日本ではお盆の後の土日ですが、2way QRP DXのチャンスかもしれません。

            以上