JARL QRPクラブ会報 2017年9月29日発行 vol.60-04
JARL QRPクラブ会報 2017年9月29日発行 vol.60-04
No. | 2017年8,9月号 目次 | コールサイン | 筆者 |
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1 | 【速報!】ハムフェア2017 | JE1ECF | 斎藤 毅 (Tsuyoshi Saito) |
2 | 【レポート】関ハム参加と近況報告 | JH4QPI/ 7L3DNX |
竹野 巧 (Takumi Takeno) |
3 | 【製作】DC受信方式7MHZ CW QRPp トランシーバーの製作 | JA8CXX | 高野 順一 (Junnichi Takano) |
4 | 【お知らせ】役員会からのお知らせ | JA8IRQ | 福島 誠 (Makoto Fukushima) |
5 | 【編集後記】 | JR7SOX | 菊池 弘二 (Kohji Kikuchi) |
6 | 【編集後記】 | JA8IRQ | 福島 誠 (Makoto Fukushima) |
【速報!】 ハムフェア2017
#696 JE1ECF 斎藤 毅
今年は9月の開催となったハムフェアに当クラブも例年どおり展示ブースを出展いたしました。出展に際し自作品の展示にエントリーされた方、当日の運営サポートをされた方、ブースにお越しいただい方々ありがとうございました。
今回の自作品展示は以下のようでした。
No. | 作 品 | 作 者 |
---|---|---|
(1) | JP60 21MHz DSB トランシーバー |
#837 JR1KDA岩崎さん |
(2) | JP60 21MHz DSB/CW トランシーバー |
#650 N3DMJ松本さん |
(3) | JP60用DDS VFO |
#315 JE1UCI 冨川さん |
(4) | JP60用外部VFO(PLL-VXO) |
#1083 JA0UFZ 戸井さん |
(5) | 430MHz FM TRX |
#650 JN3DMJ松本さん |
(6) | BIT-X 40 QRP SSB トランシーバー |
#625 JR1QJO 矢部さん |
(7) | アンテナ発振機能付きアンテナテスター |
#319 JA1IXI 大和田さん |
(8) | マグネティックループアンテナ |
#625 JR1QJO 矢部さん |
(9) | 移動用高容量バッテリー |
#1044 JH1OSB 小濱さん |
(10) | ジャンクロッド活用ダイポールANT |
#696 JE1ECF 斎藤 |
また、「JP60のその後」というテーマでコメント・レポートを掲示しました。
(11) | #1071 JA1VUC 星野さん、#625 JR1QJO 矢部さん(レポートはここ、別窓で開きます。) |
(12) | #650 JN3DMJ松本さん(レポートはここ、別窓で開きます。) |
(13) | #837 JR1KDA岩崎さん(レポートはここ、別窓で開きます。) |
JARLの自作品コンテストでは入賞8名中、なんと5名(注)がQRPクラブの会員(準員含む)でした。
受賞式後の記念写真
【規定部門】 「アンテナ調整用機器(アナライザ含む)」
(14)最優秀賞(総務大臣表彰)『HF帯アンテナ・アナライザ』
#876 JH4JBJ 原田さん
(15) 優秀賞第1席
『携帯用小型アンテナアナライザーもどき』
#982 JA3HKR吉田さん
【自由部門】
(16) 最優秀賞(総務大臣表彰)
『ダイレクトコンバージョン受信方式7MHz CW QRPpトランシーバー』
#971 JA8CXX高野さん
(17) 優秀賞第2席
『空き缶を利用した6m QRP AMトランシーバー(CanTra6AM2017)』
#310 JR8DAG菅野さん(注)
(画像は省略)
(18) 優秀賞第3席
『多機能マルチバンド・トランシーバー』
#1143 7L4WVU原口さん
QRPクラブ会員の受賞者と会長(左端JA8IRQ)とで記念写真
ハムフェア初日の放課後は新橋にQSYし、定番の「QRPerの集い」が開催され、
JA8CCL木下さん提供のメモリーキーヤー争奪ジャンケンが行われ盛り上がりました。
【編集部から】
JARLの自作品コンテストでは、毎回、当クラブのメンバーが何名か入賞していましたが、今年はついに受賞者の過半数を占めるようになりました。会員の活躍を喜ぶべきなのか、それともQRPクラブが自作派のサンクチュアリのようになって会の外にはあまり残ってないのか、複雑な心境です。なお、入賞者の作品として今月はJA8CXX 高野さんのトランシーバを紹介し、来月号以降も順次紹介いたします。(JA8IRQ)
(注・追記)この記事を公開した後、2017年10月7日をもってJR8DAG菅野さんは本クラブを退会されました。菅野さん、長期間ありがとうございました。今後もQRPの仲間としてよろしくお願いいたします。
【レポート】 関西アマチュア無線フェスティバル
#699 JH4QPI/7L3DNX 竹野 巧
7月15日(土)大阪府池田市で開催されている関西アマチュア無線フェスティバルに行ってきました。
関西のメンバーが毎年ブースを出していることは知っていましたが、実際に訪れるのは今回が初めてで、どんなところなのか?、どんな雰囲気なのか?ドキドキしながら向かいました。
実は、今年の4月より大阪に転勤になったこともあり、実家がある岡山から通勤させてもらうこととなりました。
この日も岡山から大阪へ向かいました。岡山から新大阪まで45分、新大阪から神戸線で大阪まで一駅で梅田から阪急宝塚線で石橋駅下車です。
この日は、たいへんよいお天気でした。
石橋駅からは能勢商店街を抜けて池田市民会館まで徒歩で10分足らず。タワーのアンテナが見えてきたのですぐにわかりました。
会場の第一印象は、アメリカのデイトンハムベンションのミニチュア版の雰囲気でした。会議室や通路にブースが展開されており会場はすでにごった返していました。
公園の敷地内が車での展示販売エリアになっており規模は違いますがデイトンを思いだしました。入場料が不要なこともうれしいことです。
この日は宇宙飛行士の油井亀美也さんの講演もありましたが、こちらは大盛況で長蛇の列でしたので諦めました。
QRP CLUBのブースでは、永井さん、山田さんをはじめ関西のメンバーとアイボールができました。
東京からは、斎藤さんが来られており久々にアイボールすることができました。
そのほか、乃木さん、加藤さん、高木さん、有田さんなどクラブのメンバーにお会いすることができました。
お決まりの記念の集合写真も撮っていただきましたが、私のカメラではなかったのでまた関西メンバーの皆様からの投稿があると思いますので、そちらに譲りたいと思います。
力作のTRANSCEIVERも展示されており拝見させてもらいました。
車を止めてのフリーマケット会場では、BSB研究所として山本さんが展示販売をされていましたのでお会いすることができました。私も50MHz AM TRANSCEIVERの基板とスピーカーを購入させていただきましたが、また宿題が増えたなあと思っています。(笑)
17:00にはQRP CLUBブースも店じまいして、石橋駅最寄りの商店街にある居酒屋へ懇親会に流れました。私もご一緒させていただき、関西の話題で盛り上がりました。
あっという間の一日でしたが、いろいろと楽しませていただいて、気が付いたら初めてお会いした方のコールサインとお名前を確認し忘れておりました。お会い頂いた皆様ありがとございました。また、3エリアの集まりにも呼んでいただけるようなお話もいただきましたので、これから関西での楽しみが広がりそうです。3エリアのメンバーの皆様よろしくお願い致します。
ついでに近況報告です。
レポートの最初にも書きました通り4月から岡山の実家に単身で居候となっております。実家ですので、多少部屋も少し広めに使えるようになり、無線機置き場や工作する場所が確保できたので、ぼちぼち活動していきたいと思っているところです。
今後はJH4QPIのコールでの活動がメインとなると思いますが、7L3DNXのコールも常置場所は健在ですので当面そのまま維持することにしました。クラブの会員としての登録コールはJH4QPIへ変更をお願いしております。
とりあえず、岡山ではリグを棚に収納し、運用・工作もできる環境を整えつつあります。
手持ちの部品も整理を始めたところです。今はアンテナを何とかしたいと考えています。4エリアのメンバーの皆様どうぞよろしくお願い致します。CUL 72
【編集部から】
竹野さん、4エリアお引越しお疲れ様でした。関ハムリポートありがとうございます。私も北海道ハムフェアでBSB研究所の基板を購入しました。3,4エリアにもユニークな活動をやっている会員が多いので、これからもリポートをお待ちしております。(JA8IRQ)
【制作】 DC受信方式7MHZ CW QRPp トランシーバーの制作
#971 JA8CXX 高野 順一
このたび、ハムフェア2017自作品コンテスト自由部門において、最優秀賞を頂くことが出来ました。
2014年~2016年まで3年連続で出品、入賞出来ましたが、今年は新たなネタが思いつかないので、製作はしばらく休んで、部屋の片付けやこれまでに作った作品の改良でもしようと思っていました。
ところが今年の1月、札幌QRPミーティングの例会に出席した際、2名のOMが持参されたダイレクトコンバージョンのキットを見て、自分もダイレクトコンバージョン受信のトランシーバーを作ってみたくなりました。
(実は2014年に21MHzのダイレクトコンバージョン受信機を作ったけれど何も聞こえず、原因も分からず、あきらめてシングルスーパーに変更した悔しい思い出もありました。)
そこで、JF1RNR/今井OMの本「手作りトランシーバ入門」の「18MHz CWトランシーバー」をお手本にして、周波数を7MHz帯に変更して作ったのがこの作品です。
写真1 外観
定格・仕様
項目 | 定格・仕様 |
---|---|
電波形式 | A1A (CW) |
送受信周波数 | 7,000~7,034kHz |
送信終段 | 2SC2053 シングル |
送信出力 | 0.5W |
受信方式 | ダイレクトコンバージョン |
選択度 (AFバンドパスフィルター特性) |
f0=700Hz、-3dB帯域幅:50Hz、-40dB帯域幅:760Hz |
電源電圧 | DC12V(乾電池及びスイッチング式ACアダプタ使用可能) |
消費電流 | 受信時40mA(音量最小)、送信時160mA(サイドトーン最小) |
外形寸法 | 200(W)×80(H)×180(D) (突起物含まず) (ケースはアイデアルのCA-80Wを使用) |
重量 | 1.4kg |
製作メモ
(1) 最初、小さくまとめることは意識しなかったので、QRPpのシンプルなRIGにしては図体が大きくなりました。
各回路ごとに実験しながら基板の製作を進め、合計7枚になりました。VXO基板は後述するようにシールドケースの中に収納しました。
シールドケースが大きくなってしまって、他の基板を配置するスペースが足りなくなり、2段重ねになっているところもあります。
写真2 内部
(2) 発振回路は可変周波数水晶発振(VXO)です。
最初は7,035kHzの水晶を2個並列で使って7,000~7,029kHzの可変幅でした。
CWで運用するのには十分なのですが、欲を出して水晶を7,040kHzの2個並列に変更して7,000~7,034kHzになりました。
使用した水晶は札幌のNPOラジオ少年で購入したものです。
これまでラジオ少年の水晶は何度も使っていますが、VXOの可変幅が広く、また異常発振を起こすこともなく、素直で使いやすいようです。
(3) 発振から終段まで同じ周波数のストレート送信機の場合、VXOの可変幅を大きくすると、送信立上がり時に送信出力が発振回路に回り込み、周波数が変動するトラブルが発生することがあり、CWの場合はチャーピーになってしまいます。
その対策として、VXOと緩衝増幅部をシールドケースに収納し、そのあとに更に緩衝増幅を兼ねた励振増幅を設けました。
図2 回路図(図をクリックすると拡大します)
(4) 受信部については、当初、夜になるとバンド外の海外のラジオ放送がダイヤルの位置に関係なく聞こえだし、どうにもなりませんでした。
入力部の同調回路をトロイダルコアとトリマコンデンサの複同調回路に変更してみましたが、Qが高すぎるためかトリマコンデンサを回すと発振してしまい手に負えませんでした。
シールドケース付きコイル(10K型ボビンに手巻き)のトリプル同調回路にしたところ発振がおさまり、海外ラジオ放送の混入がほとんど無くなりました。
図3 AFバンドパスフィルター特性
(5) 受信部のAFフィルターは、オペアンプ多重帰還型バンドパスフィルターを採用しました。
WEBの計算ツール(大川電子設計)を使って設計しました。
f0=700Hz、Q=10として同じ回路を2段縦列接続しました。f0におけるゲインは最初は2段とも1倍にしましたが、聴感上のゲインが低下したので、2段とも5倍に変更しました。
一般にダイレクトコンバージョン受信機の場合、AFゲインが高いので電源装置からのノイズを受けやすいらしいのですが、本作品の場合はこのフィルターの効果からか、電源としてスイッチングレギュレータ―式ACアダプタを使用しても、電源からのハムその他のノイズは感じられませんでした。
コンテスト参加時はヘッドホンを使用することが多いのですが、その際は外付けのLCローパスフィルターを通して、高音部を更に減衰させて聞きやすくしています。
(6) ダイレクトコンバージョン受信機のCW音質はクリアでピュアなのですが、内蔵スピーカーの場合、ケースと共振したりビビリ音が気になりました。対策として、ケース天板の内側に3mm厚のMDF板を接着して、それを挟んでスピーカーを取り付けました。また、AGCは簡易回路なので、強力な局を受信するとしゃっくりのようなあるいはブリキのバケツの底を叩いたような音になることがありました。
AGCの時定数やRF増幅回路の2SK241のソース抵抗を加減して、ある程度は良くなりましたが、まだ不満の残るところです。今のところはRF GAIN(実際はAttenuator)つまみを絞って対応しています。
交信実績
4月中旬に完成し、逆V型ダイポール(12mH)を使用して、作品提出の6月初旬まで主にコンテストで運用し、国内全エリア131局、海外13局と交信。
参加したコンテストは、CQMM DX Contest、All JA、QRPスプリント、オール山口、オール群馬、CQ WW WPX Contest、KANHAMコンテスト。
遠距離の記録としては、N8OO 米国ルイジアナ州 10,085km、XE2S メキシコ 9,117km等があります。
まとめ
シンプルな回路を組み合わせただけのトランシーバーですが、予想以上の性能を得ることができました。
製作にあたって、たくさんのOMの本やインターネットの資料を参照させて頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
【編集部から】
高野さん、昨年に続いての最優秀賞おめでとうございます。シンプルな回路を工夫して実用レベルにもっていったこと、またデザインの良さなど素晴らしいですね。(JA8IRQ)
【お知らせ】役員会からのお知らせ
#678 JA8IRQ 福島 誠
ハムフェア参加ありがとうございました
9月2日~3日のハムフェアおよび9月23日~24日の北海道ハムフェアへのご参加ありがとうございました。たくさんの会員およびQRP愛好者にお会いすることができました。「会報を読んでます」と多くの方に言われてうれしくも思いました。やはり直接会うのが最高のコミュニケーションですね。
9月4日に役員会を開催しました
ハムフェアの日曜に役員と監査役とがちょっと会場を抜け出して役員会を開催しました。議事録は会員向けのメールで発表しておりますが、主に事務局長不在中の運営とクラブ局について話しあいました。
クラブ局の開局準備中
QRPクラブでは、以前「国際QRPデー特別記念局」を運用していました。その当時使っていた無線機を有効に利用しようということで今回、クラブ局を開局することにいたしました。1エリアの斎藤副会長、矢部会計の二人で準備を進めております。詳しいことが決まれば、みなさんに告知いたします。
60周年記念会報復刻版DVD-ROMが完成しました
60周年記念会報復刻版のDVD-ROMは、9月1日に完成しました。これは会員限定の企画で、すでに郵送で配布終了しております。
もし、郵便振替用紙で申し込んだが、まだ受け取ってないという方がおられれば、私(JA8IRQアットマークjaqrp.net)あて連絡ください。
会報復刻版DVD-ROMのパッケージ
70周年準備メーリングリスト、まとめができる
4月からQRPクラブの今後を考えるためのメーリングリスト(jaqrp70ys ML)をスタートし、会員有志によって議論が続けられてきましたが、9月20日で一応のまとめとなりました。
中で出てきた論点などについては、クラブ会員向けにはメールで送っています。貴重な提言ですので役員で議論したうえ、今後の運営に反映させていきたいと思っております。
★ QRPクラブに関する連絡先のメールアドレスは以下のとおり
◆ QRPクラブの活動全般についての質問、ご要望、ご意見は qtc@jaqrp.org (@は@に置き換え、以下同じ)までお願いいたします。このメールは役員と監査役に届きます。メールには役員から必ずお返事を出します。
◆ アワード関連についての問い合わせ先はアワード担当へ award@jaqrp.net
◆ コンテストについての問い合わせ先はコンテスト担当へ contest@jaqrp.net
◆ 毎月開催している秋葉原懇親会については1エリア懇親会担当へ ja1@jaqrp.net
◆ 会報への投稿などについては編集部へ qrpnews@jaqrp.net
編集後記&近況報告
#1099 JR7SOX 菊池 弘二
このたびQRPクラブ会報のお手伝いをさせていただくことになったJR7SOX 菊池です。どうぞよろしくお願いいたします。
編集スタッフとして本会報からお手伝させていただきました。紙面(webでも?)の変化に違和感をおぼえたクラブ員の方がいらっしゃったかも知れません。ノビス級の仕業ですので慈悲と寛容の心をもって眺めていただければ幸甚です。ご指導よろしくお願いいたします。
編集後記&近況報告
#678 JA8IRQ 福島 誠
会報スタッフ決まる
長らく欠員でしたが、JR7SOX 菊池 弘二さん(青森)が会報の編集スタッフを引き受けてくださいました。しばらくは私と菊池さんとの青函海峡コンビで会報を作っていきたいと思っています。
他にも希望者がおられれば、ぜひお手伝いをお願いします。HTMLの作業だけでなく、原稿を依頼するという大事な作業もあります。
ハムフェアで会った人
●私の本業は本屋の専門書担当の店員ですので、売場でHAMのお客さんとアイボールミーティングになることもあります。以前のお店に勤めていたころは出張で札幌に来ている人とお話しするのも楽しみでした。今回の東京と札幌のハムフェアでそのころの人と再会しました
●今回、自作品コンテストに入賞された原口さんもその一人です。(WEBはこちらです)
原口さんはむかし青年海外協力隊でヨルダン滞在中に、現地で手に入る部品だけでトランシーバを製作してそこで交信したということで勇名をはせたかたですが、10年ほど前は本業の仕事でよく札幌に来ており、お店でお話しをしてました。QRPクラブには最近になって参加されました。
今回の東京のハムフェアではJAICA関係のブースにいらっしゃいましたが、カセットケースに入る50MHzAMトランシーバ(リンク先は動画)など超絶技巧の作品を披露してくださいました。原口さんは回路図を書かずに手持ちの部品でいきなり立体配線で組み立てるという話で、まるで再現性はありませんが、技術も運用もという自作ハムの究極のスタイルだと思っております。
●もう一人は札幌のハムフェアに来た若い男性。実は小学生のころ、私の勤務先で1アマの問題集を買った時に私が名刺にコールサインを書いて渡したそうです。今は大学に入って無事に1アマも取得したとのこと。「私も1アマだからわからないことがあったら聞いてください」くらいのことは言ったと思いますが、それきり会うことはありませんでした。でも、本屋のオジサンにそう言われてうれしかったそうで、その時のお礼に挨拶に来てくださいました。
QRPクラブのブースを案内し、さまざまな活動について紹介しました。こういう出会いはとってもうれしいですね。入会をお待ちしております。
◆10月号の原稿を募集中です。あなたの実験、製作、運用レポート、小ネタなどを9月20日ころまでに編集部あてお送りください。パソコンが苦手な方は福島あて直接の郵送でもかまいません。(住所はMLや紙版会報などで確認してください。)宛先は qrpnews@jaqrp.net (@は半角@に)です。